「悪知恵」のすすめ -ラ・フォンテーヌの寓話に学ぶ処世訓-

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  • 清流出版
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860294007

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  • 鹿島茂 「 悪知恵のすすめ 」ラ・フォンテーヌの寓話から フランスの教訓を知る本

    投資の教訓「手の中にある一匹の魚は いつか手に入る二匹の魚より価値がある」は興味深い

    驚くのは「アリとセミ」の教訓が イソップ「アリとキリギリス」と逆なこと。セミ=芸術家=働かず みんなのために歌うのは◎、アリ=自分のために働くは✖️。

    「病気のライオンとキツネ」に納得する
    *病気のライオン=年老いた権力者→猜疑心に注意
    *丁半の両方に張っておくキツネが賢い→ライオンが死ぬまで待つのがいい

    フランス人は 「人を信じない」「負け惜しみが強い」「自分の道は自分で決める〜大勢に逆らってでも」って本当だろうか?

  • イソップ物語を元に、ラ・フォンテーヌが作ったこの寓話集は、一味違う。同じような物語を、皮肉混じりの戒めに帰るところはフランス流。世界の中でも独特の価値観を持つフランス人を知るならこれを読め!、、とは作家の弁。

  • ラ・フォンテーヌの寓話から、フランス人の考え方を解説している本。
    フランスと日本はとても違うことがわかります。

  • ラ・フォンテーヌの寓話は知らなかった。
    寓話の教訓から日本経済,政治,文化批判。軽妙。

  • 日本の世情についてピリリと辛口の批評を加えながらラ・フォンテーヌの寓話を紹介する鹿島先生の語り口の巧みさに脱帽。すらすら読めて楽しい。軽くコンパクトな装釘もいいし、なによりグランヴィルのイラストレーションが各章に使われているのがすばらしい!なのに、この本のどこを探してもグランヴィルの「グ」の字も発見できず…。ちなみにタイトルの「悪知恵」というのは、「人は騙す生き物。騙されるほうが悪いので、騙されないようにするためにはどうすべきか」ということ。

  • 鹿島茂が書くモノは刺激が強過ぎです。。。

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    「毒か?妙薬か?フランス人的“賢い生き方"とは……!?
    17世紀の詩人、ラ・フォンテーヌが、イソップ物語をベースに書いた「寓話」。厳めしい古典と思うことなかれ、実は人生を健やかに生きるための発想が散りばめられている――。
    今だからこそ面白い、毒とエスプリに満ちた大人のための寓話集。鹿島先生とっておきの古書からの挿画も魅力。」

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著者プロフィール

一九四九年(昭和二十四)、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、明治大学国際日本学部教授。専門は、十九世紀フランスの社会生活と文学。九一年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、九六年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、九九年『愛書狂』でゲスナー賞、二〇〇〇年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、〇四年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。他の著書に『ドーダの人、小林秀雄』『ドーダの人、森?外』『パリの秘密』『文学的パリガイド』『渋沢栄一』『悪の引用句辞典』『昭和怪優伝』『モンフォーコンの鼠』等がある。

「2018年 『ドーダの人、西郷隆盛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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