CARNIVAL (二次元ドリームノベルズ)

  • キルタイムコミュニケーション (2004年12月1日発売)
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  • 本棚登録 :68
  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860321284

作品紹介・あらすじ

「世界は残酷で恐ろしいものかもしれないけれど、とても美しい。思えば、そんなこと、僕らは最初から知っていたはずなんだ」殺人の容疑をかけられ護送中のパトカーから逃亡したマナブ。そんな彼と一緒に失踪する道を選んだリサ。あれから、七年-。二人は行方不明となりその安否も確認できないまま、七年の月日が流れた。ある日、リサの弟・洋一に一本の電話がかかってくる。姉・リサからの思いがけない電話だった。彼女たちの消息を追い、七年前の事件について調べ始める洋一。浮浪少女・サオリとともに、事件の真相に迫っていくが…。リサ、マナブの行方は?事件に翻弄されたイズミ、エイミたちのその後は?洋一が新たに見つけた希望の光とは…。

CARNIVAL (二次元ドリームノベルズ)の感想・レビュー・書評

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  • なんて面白いんだろう。この人の文章は「CARNIVAL」「SWAN SONG」と二つのゲームで読んできたけど、そのどれもが魅力的でハズレがない。今のところ一番好きな売文家の一人だ。物語を面白くするために必要な、どんな小説にもあるいくつかの起伏が、この小説ではどれも臭くなくていい。小説の構成的な意味で「空気が読めている」作家だと思う。俺が昔なるほどと思った、筒井康隆が現代の小説に設定していた基準の一つである「笑い」がちゃんと含まれている。あとがきにも吹いた。890円の価値は十二分にある。久しぶりに至福の読書だった。

  • プレミアついて流石に買えないので、国会図書館で読んできました。

    プロローグの文章がとても印象的でした。そしてやっぱりスッキリとは終わらないんだなぁと納得してしましました。

    エピローグ後、どのような人生を歩んでいくのか気になります。


    正直言いますと、一番衝撃的だったのはあとがきでした。

  • とにかく圧倒された。特に終盤の怒涛の展開にはこころをエグられるような凄みがあった。瀬戸口氏独特の精神描写には脱帽。読了後には軽い放心状態になるようなカタルシスを味わえた。人を選ぶ作品であることには間違いないかなと。

  • 同名のアダルトゲームの七年後を描いた後日譚。落としどころがやるせなく、罪とそれに対する向き合い方、償いということについて考えさせられます。学の「自分が何もしなければ良かった」といった発言と、母に対する愛情が読んでいてとても辛く、学が望んだかたちの幸せは、もう決して手に入らないものだという不条理さに、胸が抉られるようでした。そして、一読者の視点として、作中で最も罪深く、償わなければいけないのではないかと思われた理紗の父親が、さして罪悪感を持っていないように見られたことも皮肉だと感じました。また、洋一とサオリの存在も、学と理紗の二人との対比として読むと面白かったです。サオリの純粋さ、可愛さが救いでした。後書きまでが本編です。

  • ゲームをプレイしているのなら是非。

  •  ある意味で幻の作品? 今アマゾンで検索をすると、一万円を下らない値段で出品されています。驚きです。絶対に手放しません。
     内容は、ゲーム版『carnival』のアフターストーリーのようなものだったと記憶しています。そしてやはりというか何というか、必ずしもハッピーエンドとはならないところが瀬戸口さんらしくて良いと思いました。厳しさから目を逸らさずに描いていて、自分にとっては好ましい作品となりました。独特の後書きも必見です。
     多分流通する絶対数の少なさに、読みたくて仕方がない人が何人もおられるのではないかと思います。いつか再版がかかればよいのですが……というわけで、再版への期待と現時点での入手難易度を考慮してあえて評価は4とさせて下さい。作品自体は、ある意味本編よりも好きでした。

     あと、アダルトグッズの名前がどれも秀逸すぎて噴きましたw 婦警w

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