もう、家に帰ろう

著者 :
  • ロッキングオン
4.11
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本棚登録 : 908
感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860520359

感想・レビュー・書評

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  • 写真はある場面のほんの一瞬を切り取ったものだけれど、その一瞬にもそれぞれ物語があるので、写真から想像力を掻き立てられて一枚一枚思いを巡らせながら眺めていた。

    何度でも見返したいなと思う。

    好きだなと思った一言をピックアップ。
    ''あまりこの距離であみを眺める事は少ない。
    いつも彼女は隣を歩いている。''
    ''君より長く生きたい''
    ''時間を止めたくて写真を撮るわけではない 
    むしろその逆だ''
    ''あみはこんなふうに手を握る癖がある
    食事の時もよくこうしている''
    愛だなぁと読みながら幸せな気持ちになった。

  • 愛おしすぎない?
    “時間を止めたくて写真を撮るのではない、むしろその逆だ”
    ずきゅん!

  • 田辺あゆみというモデルさんも、藤代冥砂という写真家も知らなかったけれど、タイトルに惹かれて手に取った。

    日常の中で、あるいは旅行先で、奥さんの写真を撮り続けているが、その写真の中にめいいっぱいの愛を感じる。

    「私は毎日君へと帰っていこう」

    帰る家に、迎えてくれる人がいることは幸せなこと。
    自分の家に、帰ってきてくれる人がいることは幸せなこと。
    この写真集をみていると、幸せな気持ちがどんどん流れ込んでくる。

  • 凄い写真集だと思った。
    妻は、カメラのレンズの先にある夫の目の動きと、顔の表情と、姿全体を見ている、そういう姿を、夫はカメラを消して切り取っている、そういう印象を受けた。

    モデルとカメラマンの間には距離がないような印象を受けた。

    温かく幸せな気持ちになる本だし、ずっと大切に、部屋の一番手前の本棚に置いてある。

  • 愛にあふれた写真集。
    視線、ことば、情景・・・
    ページをめくるごとに、愛が深まっていくような感覚。

    被写体である妻を撮った初めての写真につけられたことば。
    「まだ二人とも未来に何がおこるのか知らなかった」

    から始まり

    「出会った頃は一緒にいるだけで楽しかった。
     今は、これから一緒にい続けられるのが嬉しい」

    「君より長く生きたい」

    「猫のように家へと帰るのではなく、
     君へと帰ろう」

    さまざまなシーン、さまざまな表情を見せてくれる
    愛妻のショットにさりげなく置かれた言葉に
    とてつもない愛を感じて、
    本を閉じたとき、深く充実した幸せを思った。

  • いまのところ
    世界で1番好きな写真集です
    日常のしあわせを
    分けてもらった気分になれる

    ぜんぶ愛に満ちあふれている!
    あたしもこんな風に誰かを撮れたらなあ

    ただの「おしゃれ写真集」にならないようにと
    なるべくシンプルに、シンプルに
    夫の藤代冥砂氏が装丁までこだわったらしいです

    何回読んだだろう
    ほぼ毎日開いて、眺めています

    ひとの幸せが、こんなに美しくてきれいなものだっていうこと
    初めて感じたかもしれない

  • 写真家、藤代冥砂氏が、奥さんでモデルの田辺あゆみさんを撮り続けた写真集。
    欠伸してたり、花粉症のマスクをつけて飼い犬を洗ってたり、変な顔したり変なポーズをとってみせたり……とにかくあみさんがものすごく可愛い。見てるだけでポワ〜ンとなる。
    女性の写真集はこれしか持っていない。

  • なんか、目が離せない。

  • 彼女を見る眼差しが優しい。

  • 写真そのものも美しいが、何より、ファインダーを通した藤代冥砂の視線が愛に溢れている。カメラの向こう側の被写体より、カメラを通してそれを見つめる目と心の動きに関心がある。

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著者プロフィール

1967年千葉県生まれ。明治大学商学部卒。90年代にデビューして以来、女性のポートレイトやヌードを中心に、旅、風景、ミュージシャン、ファッション、広告などの分野を縦横無尽に横断し、日本の写真界に独自の地位を築き、多くの影響力を与えた。写真集は80冊ほど。「週刊朝日」の表紙連載、女優の写真集シリーズ「月刊アクトレス」などで大衆にも知られる存在となり、写真集を出すたびにスタイルを変えている稀有なアーティストでもある。小説家としても活躍中。

「2017年 『藤代冥砂写真集 山と肌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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