- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860520441
作品紹介・あらすじ
ツービート、たけし軍団、格闘技、肉体、政治-数々のエピソードから明らかになる、「死」へ向かって走り続けてきた男の「生きる理由」とは?北野武自叙伝シリーズ、待望の第4弾。
感想・レビュー・書評
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ツービートの事とか、たけし軍団の事とかいろいろと。
露骨なやさしいエピソードなんかはあんまりないけど
やさしさが溢れて出てるのは本人の性格なのかもしれないですね。
8年前の本ですが
反ベトナム戦争(学生運動)に対してのくだりは
今の反原発運動とあまりにもそっくりで
本の言葉を借りるなら
「世界は絶対変わんない」
という事を確信。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく、知的でインテリなんですよね。
でもなんか「孤独」よりも、真に迫ってくるドロドロとしたものが薄くて、
なんていうか本人は言いたくない、でも人は知りたい、そんな
せめぎあいの葛藤がなくさらっとした感じで物足らなかったかな~なんて。 -
おもろい!
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漫才師、映画監督、大学教授。
肩書きは様々だが、等身大の「キタノタケシ」が描かれていると感じた。
なにより彼の本音に近い言葉で政治や科学、宗教などが語られているのがおもしろい。
「科学は文学」という言葉もさすがだと感じた。
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「だから、不思議なものになりたいんだよ。不思議だなっていうのに。と、その人個人が不思議に思えんのは、普通の人で、見え透いてる人いるじゃない?でも俺は、『裏でなにやってんだこの人?』っていうほうがいい。油絵を剥がすと下にいっぱい色が出てきちゃうみたいな感じだよね。ただの白塗りみたいなんだけど、実はキャンバスを白く塗っただけじゃなくて、もう何色もいろんな下地の色を塗って、最終的に白で覆い隠したっていうね」ふむむ。ふむ。お笑いは見なくてもビートたけしは知ってる。その辛辣な笑いは私には難しかったけど、その人となりを知るのはおもしろいな。行動の後ろにある考え。それを語れる人間っていいなぁ。
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漫才師、映画監督、大学教授。
肩書きは様々だが、等身大の「キタノタケシ」が描かれていると感じた。
なにより彼の本音に近い言葉で政治や科学、宗教などが語られているのがおもしろい。
「科学は文学」という言葉もさすがだと感じた。