チエちゃんと私

制作 : 原 マスミ 
  • ロッキング・オン
3.41
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本棚登録 : 462
レビュー : 91
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860520625

作品紹介・あらすじ

突然おとずれた中年の従姉妹(いとこ)との同居生活。その奇妙な暮らしの中で見つけたものは?人生のときめきを紡ぎ出すための「再生」の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 素敵な描写が多くて、好きなんだけど、もっとシンプルでもいい。
    惹かれる言葉を反芻して、飲み下して、正直おなかいっぱいです。
    すこし意地悪な気持ちで読むと、カオリちゃんの思うことが嫌な感じで、ちょっと傲慢じゃない?とか、いやな女!って気分になる。


  • 筆者の作品にしては主人公の年齢が少し高め、かな。
    「チエちゃん」と「私」はどんな人たちなんだろうと
    思いながら、ページを捲る。
    とても静かな話なんだけれど、
    その静けさはなかなか心地よくていい感じ、なのです。

  • 978-4-86052-062-5 213p 2007・1・30 初版

  • 桑沢カオリ。42歳。
    おばのイタリア雑貨店で、買付けの仕事をしている。
    ある日、チエちゃんという7歳下の女性といっしょに暮らすことになる。


    チエちゃんは、オーストラリアのコミューンでの生活が長く、奇妙な子として見られている。しかし、カオリには、彼女の存在が心地よく、離れがたい存在となっていく。
    そして、チエが交通事故にあった時、カオリはチエの存在が自分にどれだけの大きさになっているのかを知る。

    「チエちゃんを持ってしまって、私はとても不自由になり、失うこわさも手にした。他人を愛することということの重みを、私は生まれて初めて味わった。」

    好きになること、自分をまるごと認めてもらえること、心地よい時間を共有すること。
    いつの間にか、周りの人や環境から自分という存在が作り上げられてしまう。それに乗っかって生きていくこともいいかもしれない。しかし、「私は燃えるような謎でできている。宇宙の謎よりももっと大きな謎を秘めている。」

  • おもしろかった

  • <地元図書館で借りる>

    《1300円》《210円》《ハードカバー》《平成2007年発行》《初版》

    【内容】
    主人公は親戚のお店で働いてきた中年女性。
    不思議な従姉妹の何処か浮世離れしたような同じく中年女性の同居生活と続けていく。
    何を思って生きていいる?いきていく?

    【感想】
    よくも悪くも良くわかんない。吉本ばななは結構読んでて、結構好きなんだけど、よくも悪くも、だらっとすーっと、パラパラと物語りが通過してく感じ。
    特にこれはそんな感じ。パンチはあんまないなと感じた。甘いような、少し自堕落な生活の不思議な雰囲気が良いと感じた。

    【気になった台詞】

    こういうことも、慣れだった。
    慣れというよりも、ある種の愛だろう。根気ある愛だ。我慢強く、でこぼこに、だらしなく。
    時間を伸び縮みさせて、この毎日は続いていく。

  • 250.10.23

  • いい雰囲気だなぁ。

    うわべの感情ではなく、それが自分の中のどこから湧き上がってきて、どんな風に感じているのが、丁寧に掘り下げられた結果がきれいな言葉になっているから、自分の中の言葉にできなかったきもちがすくい上げられたようで、はっとする言葉がたくさんあった。

  • 親戚のお店を手伝いながら、イタリアと日本を行き来し、独身で、好きなことをして細々と自由気ままに生活していたカオリ。

    ひょんなことから従姉妹のチエちゃんとの同居生活が始まり、日常にプラスされたチエちゃんという存在の大切さを胸に実感し、進展していく毎日。

    自分にとって大切なもの。家族であり、仕事に、恋人。
    周りから見れば変なことだったり陰口を叩かれそうなことでも、自分にとってそれが重要で大切であれば、何の問題もないものなのかもしれない。

    不思議な出会いと親密さを醸しだした篠田さんとのやりとり。
    「どうしてくれるんだ、ほんとうに好きになっちゃったじゃないかよ!」
    と言いながらカオリを強く抱きしめて何度もキスをして
    いよいよそれ以上の段階に踏み出すのかと思いきや、
    黙ってタクシーを呼んで、さっきまでの情熱っぷりはなんだったのかあっけにとられるくらいにニコッとして、おやすみと言って帰っていった潔さ。

    いいね~(笑)

    当たり前のことなのかもしれない物事を、めまぐるしい毎日を送っているうちに忘れてしまうような些細だけど繊細なものが、散りばめられている感じ。いいね)^o^(

  • 図書館

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プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

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