沈む日本を愛せますか?

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レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860520939

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌「SIGHT」の連載対談。09年の政権交代あたりから2010年12月というタイミングで、日本はそこから3ヶ月後ぐらいに本当に「沈む」ことになってしまい、地獄はまだ続いているのだから、いま読むとちょっと呑気なもんだなーという部分もある。

    「周辺国の米軍基地が縮小してるのに、沖縄だけ強化されてるのは核があるからだ」というのは結構当たってるかも知れないな、という気がした。

  • 主権国家として自立すれば、国民は投票行動に対して真剣になるし、政治を語る言語も真にリアルになると主張されていました。果して現政権もこれからの政権もそのようなことが可能なのでしょうか。いや、国民が政治家に国の運営を丸投げするのではなく、一緒に政治に参加することによって、その道が拓けてくることに期待しているように思いました。だから、有権者は落ち目のタレントが立候補してきたら首を傾げないとダメでしょ。

  • この対談は民主政権誕生直後からの1年半の間に行われています。
    第2次安倍内閣の発足から1年経った今読むのもなかなか面白いですね。
    続きも是非読んでみたいと思いました。

    内田先生が「沖縄には核がある」と言う。
    そりゃトンデモだ、と思考停止するんじゃなくて、
    我々国民だって、限られた情報からでも状況を推測することはできるはずですよね。
    しかしあんまりしないわけで。

    メディアは現在も基地の移設賛成か反対かの話に終始してばかりで、
    アメリカの西大平洋地域での中長期的な軍略についてはあまり触れませんしね。

    素人のお二人ですが、専門家の話よりは数倍面白い内容でした。

  • 政治に興味がどうしても持てない人、
    政治家や政党の話になったとたんに思考停止してしまう人、
    におすすめのアヴァンギャルドな政治本。

    おちゃらけた口語で、インテリトークが展開されます。

    という意味では、難しいことはわからないけど、
    インテリぶりたいあなたは結構はまるかも(笑)
    わたしのことです(;゚∀゚)=3)

    一見おちゃらけ、にもかかわらず、
    読み終わったときに、日本の政治や社会、時代について
    本質がちょこっと見えてきている優れ本。

  • この本でルサンチマンの意味を覚えた!政治談議のようで、二人の専門である言葉や、歴史、日本論、マスコミ批判にまで広がって楽しめた。
    小沢一郎はルサンチマンであることが、すべての謎を解明していて興味深かった。
    小泉さんと田中角栄は反米であり、小泉さんは、アメリカが没落する決断を支持したとか、今の日本は熟年離婚だとか、切り口が多才。
    宇多田ひかるが英語ではピリッとまじめなことが話せても日本語になると御茶らけてしまうという挿話から、日本人て口語的なものしか受け付けない文化だという話になり、納得。

  • 2011-017。
    視点が面白い。
    勉強になりました。

  • 源一郎さんと内田センセイを通すと、政治がオモシロく見えてきます。小沢一郎分析がもっともオモシロかったです。小沢一郎さんは選挙が好き。有権者に会いにいく。農本主義?話が上手な人、セレブが嫌い。スポーツ選手とか歌手とか苦労して這い上がって来た人が好き。谷良子とか三原じゅん子とか。演歌な人でした。という解釈を含め小沢一郎さんが書いた本を読むとぶれてない、一貫した政治主張のある人だと分かるのに、マスコミが金の問題だけで追いかけ回すから、政治がますます空っぽに見えてしまうのではないかと思った次第です。

  • 相変わらず視点は面白いのだけど、あまりアクショナブルではない。

    あと「~じゃない」の多様が気になる。これは最近周りでも使う人が多くて気になる。そのうち記事書こう。

  • 連載で読んだ話ばかりなので新たな印象は特になし。
    1年半分を通して読むと、口語で政治を語れる政治家の不足と農本主義に基づくレジスタンス小沢一郎という話題が多かったんだなという印象。

    特にロジカルを越えた口語言説に関しては、その欠落という点で、政治以外のジャンルにも通ずるんじゃないだろうか。

著者プロフィール

うちだ・たつる 1950年東京生まれ。武道家(合気道7段)。道場兼能舞台兼私塾「凱風館」館長。神戸女学院大学名誉教授。翻訳家。専門はフランス現代思想史。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ブログ『内田樹の研究室』。



「2019年 『そのうちなんとかなるだろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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