- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860530723
作品紹介・あらすじ
テレビ・新聞・インターネットにだまされない!あふれる情報から「真実」を読み取る技術を身につけろ。
感想・レビュー・書評
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メディアの裏側を知れる良書。
メディアの内側で働いていたからこそ見える情報を知ることができる、裏事情を知ることでメディアから情報を得る時に違った視点で見ることが出来て面白い、また、メディア志望の人間はこれを読むことでメディアの現実的な側面も見ることができメディア業界の理解が深まると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう10年以上前の本なので、書かれていることは少し古くなっている所がありますが、本質は変わっていないので、十分勉強になります。
「納豆ダイエット」問題がなぜ起こってしまったのかや、インターネットとの付き合い方など、興味深い話ばかりでした。
メディアから受け取った情報を鵜呑みにしない、情報を様々なところから見比べるといったことがまずは大事だと感じさせる1冊でした。 -
情報との関わり方について考える1冊。非常に視野の広い著者だが、本作は元NHK記者としての視点で捉えた内容が多く、非常に興味深く読めた。個人的には同意できない部分もあるのだが、あくまで「池上の視点」として書かれているので、異なる意見として受け入れられる。
ただ、2008年刊なので、今の感覚では少々古い感じがするところも少なくない。特に青少年のネットとの関わりについては、この10年強で大分状況が変わっている気がするが…中学国語で、未だ参考図書として推薦されているので、そろそろ改訂版をお願いしたい。情報の本で情報が古いのは…親しみ易い切り口で、大切なことを伝えてくれているので、その部分でマイナス評価せざるを得ないのはもったいない。 -
編集ってそういうことだよね、と改めて思った。
本自体は古い(10年以上前)が、内容は今も変わらない。
前の上司も資料の作り方がいろいろな意味で上手かったのだが、
この本に出てくる事例と似ているように感じた。
日本語の使いこなしって大事だよねーと改めて思った。笑 -
テレビは編集されていることを自覚する。
話題のウラを読む。新しい流行が起きた時、そこにはPR会社の仕掛けがあるはず。
戦争でさえそういう仕掛けが用いられている。
短い章構成で読み易い。
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"テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、書籍、インターネットといったマスメディアを見たり聞いたり読んだりする能力のことをメディア・リテラシーと呼ぶ。納豆ダイエット騒動のような時に、だまされることなく、自分で判断できる能力を身につけるために知っておくべき知識を共有した本。
著者の池上彰さんは、NHKの「週刊こどもニュース」のお父さん役をやっていた人。「そうだったのか!」シリーズも書いている。
参考になったのは、
・テレビは編集されているものだということを知った上で見ること。本筋ではないが、一般的な日本のキャスターとアメリカのアンカーの違いとかもよくわかった。
・いまや、広告・PR会社の仕掛けるイベントがいっぱいある。マスメディアを利用したPRは日常的にあるということも知っておくこと。
・ステレオタイプな人になるな!イラクがあるから「中東は危険だ」というのと、タイでクーデターがあったから「アジアは危険だ」というのは、同じ事。アジアでも日本は安全だし、同様に中東の中にも治安のいいところもある。
入門書としては最適。" -
前半は非常に基本的な「メディアは絶対じゃないよ」という話。
新しいことは何もないけれど、池上さんが書くから、普段こういった意見に触れたことのない人も読んでくれるかなあ、とちょっと希望を持つ。
後半は・・・まあただのエッセイ。「朝が苦手なんで数回の番組出演でやめちゃいました」って、これ、人としてどうなの?という気はする。 -
気になっていたメディアの裏側を少しだけでもしれてよかった。
それにしても、池上さんの語り口調は人を安心させる。信頼させる。 -
発端は「納豆ダイエット」。テレビ番組で放送すると、転倒から商品がなくなる。後日データは捏造であり、番組は打ち切りとなった。報道側の倫理が問われるが、視聴者はこのままでよいのか?
メディアリテラシー、視聴率、新聞と通信社について分かりやすく解説。
広告代理店。
話題を作ることもメディアの仕事。
報道されないこと、自分で知る必要がある。 -
メディアに出て来て大活躍の人が、テレビとの付き合い方について書くという、日本では珍しい本。放送業界のタブーすれすれだが池上さんだから出版を許されている気も。池上さんが尊敬できる点はタブーにさらっと切り込んで行けるところ。切り込んで行けるのは爆笑問題太田と池上さんくらいしかいないのかも。