壁を突破するコーチング: コミュニケーションを変えれば人生が変わる! (Biz心理学)

  • あさ出版
3.11
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860630539

感想・レビュー・書評

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  • 社会人になって初めて後輩のOJT担当になった時に読んだ本。7年ぶりぐらいで再読。この本を読んだこともあって「教えない」「考えさせる」を徹底したOJT担当になろうと思ったんだったけな。この本との出会いが、自分の人材育成感の元になっているように思う。

    <この本で、特に参考になった部分>
    ・「分別する」という考え方。会話には「事実」と「解釈(分析・感情・評価など)」が入り混じるが、これをしっかりと分けて考え「事実」にのみ着目しながら指導をするという考え方。

    ・立場をとらせるという考え方。人は責任回避をしたいという想いが知らず知らずに発生するもの。その足枷を外すためにも、どういう立場にあるのかをしっかりと宣言させることが大事。

    ・同調と共感の違い。相手の話を、肯定も否定もせずにしっかりと受け止めて聞くのが共感。相手の意見に、自分の意見を合わせていくのが同調。特にマイナスの話をしているときには、共感はしても同調はしないこと。コーチまでが同調して批判批評をし始めると、泥沼になる。しっかりと聞いてあげるだけで、同調しなくても相手はクリアになっていく。

    ・コーチングは目標達成管理の手法ではない。目標を100%達成できたとしても、余力を残しているのであればコーチングとしては失敗。相手の能力を伸ばす為に、敢えて達成が難しい目標を設定することも必要。コーチングは、あくまでも相手の能力の最大化に的を絞るべきで、人事考課などとリンクさせるものではない。

    ・育成の際には、BE-DO-HAVEの3段階を意識すること。ついついスキル面(DO)に指導の中心がおかれがちだが、そのスキル以前の「どうありたいか(BE)」という想いが、DOの質を高め、成果(HAVE)につながることをコーチがしっかり理解しておくこと。BEを常に問いかけることが大事。

著者プロフィール

1940年、東京都生まれ。千葉大学工学部建築学科卒業後、芦原義信建築設計研究所入所。計画環境建築研究所所長。建築家。千葉大学客員助教授、早稲田大学非常勤講師を務める。著書に『同潤会アパート生活史』(住まいの図書館出版局)、『消えゆく同潤会アパートメント』(河出書房新社)など。アール・ヌーヴォー建築に魅せられ、30年にわたり世界各地を旅し、研究を重ねている。

「2011年 『消えゆく同潤会アパートメント 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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