- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860631932
感想・レビュー・書評
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この本に書かれてあることの実践のみで我々が黒字になるとは思えないが、内容はすごくまとも、かつ現状私の属する組織にはできていない。少なくとも、「設計者は、品質と利益の相関を知ろう」、「マーケティング部門は、各製品の限界利益をしろう」、「マネージャはPL表を理解できるようになろう」。
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企業が黒字、in the BLACKの状態でいるためには、マーケティング/顧客創造、プロダクション/生産プロセス、アカウンティング/会計情報分析、この3つをバランス良く機能させなけらばならないと。
特に会計機能は、経営者が効果的な意思決定をするための必須情報を提供するもので、経営計画の基礎となる。データを知恵に変える統計学的な戦術が、そこにはあり、一か八かの勝負ではなくて、勝ちに行く勝負ができるようになる。これは大きなこと。
もちろん、黒字化はシステムが上手く機能するだけではダメで、社員全員が改善を継続させる意思をもって、行動しなければいけませんと。
ロジックで戦う、というのが心強い。経営会計の基礎としてわかりやすい一冊でした。 -
著者は米国公認会計士のアレン・B・ボストロム氏。
本書はその原書を会計事務所のコンサル会社社長の広瀬元義氏が
自分の意見も含めて翻訳されたもの。
経営戦略モデルを
M:マーケティング
P:プロダクション
A:アクカウンティング
に分け、この3つが相互作用することが理想であるということ。
経営者・コンサルの方等向けの本ですね。 -
ごくごく標準的な経営本。薄くて字も大きく、すぐ読める。経営戦略モデルMPAというものについて解説されており、マーケティング・販売を成立させるまでは何事も起こらない・双方にとって価値ある取引をしろ・ビジネスを幾何学的に成長させろプロダクション・コミュニケーションで相乗効果を生み出せ・生産プロセスを常に改善しろ・今あるビジネスをより良くしろ会計・キャッシュフローがすべての基本だ・会社の会計数字を理解しろ・常に明日を計画しろという9つの原則について書かれている。
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1.「マーケティング」=M、「プロダクション」=P、「アカウンティング」=Aの3つ
MPAの切り口で相乗効果を狙う
2.とにかく売らなければ何も起きない
前準備×集客×ニーズの確認×商品説明×ウォンツの喚起×販売=売上げ
WIIFM(What’s in it for me?)=それって俺に何の得があんの?
直接相手に訴えかけるものが必要
?新製品を新規客に売る
?新製品を既存客に売る
?既存製品を新規客に売る
?既存製品を既存客に売る
単価×個数×リピート
売れる要素を因数分解する
3.考え方
・自分が働きたい会社をつくる
・商品力を追求する
・考える社員を作らなければ未来はない
・会社を一つにまとめる経営理念
・改善を継続する
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黒字会社を作るための、MPA(マーケティング、プロダクション、アカウンティング)の重要性が書かれている。
どれが欠けていてもダメ。
翻訳本らしく、結論が書いてあり、理由と、それを補足する例、と書いてあり、読みやすい。
また、どの業種にもあてはまるように書かれているので、とっかかりやすい。
勉強を始めるとっかかりの本としては、良い本。実際に経営に活かすには、さらなる勉強が必要。