命のカウンセリング

著者 :
  • あさ出版
3.97
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本棚登録 : 181
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860633912

作品紹介・あらすじ

15歳で交通事故に遭い、一生歩けなくなった。「死のう」と向かった東尋坊で少年が出逢ったものとは-。車いすのカウンセラーが伝える、大切な人の命を救うためにできること。

感想・レビュー・書評

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  • 読了後、著者は沢山の素敵な方と巡り会うことができ、立ち直られカウンセラーと云う素晴らしいお仕事で、沢山の方をお救いされているお姿に脱帽です。
    ご年配者でも身体的に障害がある者でも、つい『ごめんなさい』の言葉が口癖となります。
    『ごめんなさい』ではなく、『ありがとう』の言葉が大事なのですね!
    そして、人は親切にされた時より、誰かの役にたった時の方が、幸せや自身の愛情を感じるのですね!辛くなった時は、『助けて』と言おう!と強く思いました。

  • 車椅子のカウンセラーの著者長谷川さん。
    ご自身に起きたことや、実際のグループセラピーの様子が書いてあります。

    セラピーの様子は涙なくして読めません…。
    まるで自分も参加しているような気持ちになりました。

    自ら死を選んでしまったら周りがどんなに苦しむか。
    「助けて」と言う勇気、助けを求めることは迷惑なことなのか?
    命にかかわること、大切さを考えさせられます。

    カウンセリングに興味がある方もない方も
    今苦しい方にも、ものすごくおすすめの一冊です。

  • 今年の24時間テレビのドラマ
    「車イスで僕は空を飛ぶ 」の原作(実話)本です。
    事実は小説より奇なりとはいいますが

    作者の壮絶な人生はドラマの比ではありませんでした。

    作者の生い立ち、
    交通事故で歩けなくなった転機
    死にたいと思っている方専門の心理カウンセラーとして
    取り組まれている息もつまるようなグループセラピーの様子が
    綴られています。

    今日は本の中から気になった言葉をピックアップします。

    *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
    ●多くの方が「助けて」と言うことは、迷惑を
    かけることだと思っています。
    「助けて」と言う代わりに、
    自分を責めたり感覚を麻痺させたりして、心のバランスを
    崩していきます。

    ●喜怒哀楽は1つ抑えると、全部が機能しなくなります。

    ●「助けて」という言葉の裏側には、
    「愛している」という意味が隠れています。
    「助けて」とは、好きな人にしか言えないものだからです。

    ●人が人を変えることはできません。

    ●私(カウンセラー)が出来ることは、時間の短縮です。
    あくまでその人がやろうとしていることのお手伝いに
    すぎません。

    ●自殺は攻撃です。

    ●ひとりが自殺したとするとします。
    本人は「生きて迷惑をかけるくらいなら
    死んだほうがまし」と考えての行動かもしれません。
    「近しい人が自殺した」というショックは、
    少なくとも10人の人生が狂うでしょう。

    ●「助けて」は人と人をつなぐ接着剤になり、
    その誠意に応えることが
    本当の絆を作っていきます。

    *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

    あなたは泣けてますか?
    助けてといえてますか?

  • カウンセラーである長谷川さん自身の半生と、これまでに係わってきた人達のカウンセリング事例がこの一冊にまとめられています。
    事故で下半身麻痺となって自殺まで考えた長谷川さん。それ以降も凄まじい人生。「真実は小説よりも奇なり」とはまさに長谷川さんのこと。
    「死」を嫌と言うほど見つめたからこそ、命の重み。そして人の痛みがわかり寄り添うことが出来る本物のカウンセラー。まさにそんな方でした。
    私もカウンセリングをするものとして、とても勉強になりました。
    カウンセラーの人も、今人生に迷っている人も、ぜひ読んで欲しい一冊です。

  • 24時間テレビにて嵐の二宮和也さん主演で放送されたドラマ「車イスで僕は空を飛ぶ」の原作、長谷川泰三さん『命のカウンセリング』心が弱っているときに癒しを与えてくれる一冊です。

  • 平成24年8月発行のYAだよりで紹介された本です。

  • 献本していただきました!考えちゃうなあ

  • カウンセリングの難しさ、人それぞれ様々なことを経験し、抱えていることを改めて実感した。
    適当に慰めたりして偽善者になってはいけないと思った。

  • 「人はみんな、必要とされたい」多くの人は誰かを助けたい、誰かの力になりたい、そう思って役に立てる場所を探している。そして、人の力になれたとき、助けることができたとき、心から喜びを感じる。それも困っている人の役に立てたとき、よかったなと幸せと感じる。
    「自殺は…攻撃です」あなたは死ぬだけですけれど。あなたが死んだあと、残された友人、家族があなたみたいになります。
    「助けて」って言って、「ありがとう」と伝える。
    「受け取る」多くの人は、人に与えるのは上手です。でも受け取ることは、与えるよりもっと難しいこと。
    以上、著書からの引用です。これだけでもこの本の価値がわかります。
    日本人は「助けて」を恥に思うところがあるのでは?自殺者が多いはずです…ある学校では朝礼時に「助けて」を声に出す練習をしているそうです。子供だけでなく大人(特に高齢者)にも必要です。「助けて」「ありがとう」が言える社会に。

  • 海外ドラマを見ていると、心理カウンセラーや精神科医が、ごく一般の人にもしっかり根付いている印象がありますが、日本は誰かに助けを求めることにまだまだ不慣れなんだなぁとこの本を読んで特に思いました。

    テーマもジャンルも違う別の本で、自分だけでどうにかしようとせず、誰かに助けを求められるというのも一種の能力であり、武器であり、信頼であると書かれていました。そして、助けられたことはまた別のことや別の人に返していけばよいと。言い方も場面も全く違う本で同じことが書かれていたので、ハッとさせられました。

    助けを求められなかったことで、残された者は傷を負い、自分を責め、いつまでも堂々巡りをすることになる。自殺とは、一種の攻撃なのだ、という本の中の一言がとても印象に残りました。

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