- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860633912
作品紹介・あらすじ
15歳で交通事故に遭い、一生歩けなくなった。「死のう」と向かった東尋坊で少年が出逢ったものとは-。車いすのカウンセラーが伝える、大切な人の命を救うためにできること。
感想・レビュー・書評
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読了後、著者は沢山の素敵な方と巡り会うことができ、立ち直られカウンセラーと云う素晴らしいお仕事で、沢山の方をお救いされているお姿に脱帽です。
ご年配者でも身体的に障害がある者でも、つい『ごめんなさい』の言葉が口癖となります。
『ごめんなさい』ではなく、『ありがとう』の言葉が大事なのですね!
そして、人は親切にされた時より、誰かの役にたった時の方が、幸せや自身の愛情を感じるのですね!辛くなった時は、『助けて』と言おう!と強く思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
車椅子のカウンセラーの著者長谷川さん。
ご自身に起きたことや、実際のグループセラピーの様子が書いてあります。
セラピーの様子は涙なくして読めません…。
まるで自分も参加しているような気持ちになりました。
自ら死を選んでしまったら周りがどんなに苦しむか。
「助けて」と言う勇気、助けを求めることは迷惑なことなのか?
命にかかわること、大切さを考えさせられます。
カウンセリングに興味がある方もない方も
今苦しい方にも、ものすごくおすすめの一冊です。 -
カウンセラーである長谷川さん自身の半生と、これまでに係わってきた人達のカウンセリング事例がこの一冊にまとめられています。
事故で下半身麻痺となって自殺まで考えた長谷川さん。それ以降も凄まじい人生。「真実は小説よりも奇なり」とはまさに長谷川さんのこと。
「死」を嫌と言うほど見つめたからこそ、命の重み。そして人の痛みがわかり寄り添うことが出来る本物のカウンセラー。まさにそんな方でした。
私もカウンセリングをするものとして、とても勉強になりました。
カウンセラーの人も、今人生に迷っている人も、ぜひ読んで欲しい一冊です。 -
平成24年8月発行のYAだよりで紹介された本です。
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献本していただきました!考えちゃうなあ
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カウンセリングの難しさ、人それぞれ様々なことを経験し、抱えていることを改めて実感した。
適当に慰めたりして偽善者になってはいけないと思った。 -
「人はみんな、必要とされたい」多くの人は誰かを助けたい、誰かの力になりたい、そう思って役に立てる場所を探している。そして、人の力になれたとき、助けることができたとき、心から喜びを感じる。それも困っている人の役に立てたとき、よかったなと幸せと感じる。
「自殺は…攻撃です」あなたは死ぬだけですけれど。あなたが死んだあと、残された友人、家族があなたみたいになります。
「助けて」って言って、「ありがとう」と伝える。
「受け取る」多くの人は、人に与えるのは上手です。でも受け取ることは、与えるよりもっと難しいこと。
以上、著書からの引用です。これだけでもこの本の価値がわかります。
日本人は「助けて」を恥に思うところがあるのでは?自殺者が多いはずです…ある学校では朝礼時に「助けて」を声に出す練習をしているそうです。子供だけでなく大人(特に高齢者)にも必要です。「助けて」「ありがとう」が言える社会に。 -
この本は本当に読んでよかったと思います♪ 「助けてほしい」と言えることって大切なんだ!って良くわかりました。「助けて・・・」って素直に言うことで自分自身だけでなく周りも救われるんですね。画期的な発見です。