- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860634568
作品紹介・あらすじ
「思考体力」とは、「考え続ける力」のこと。運動にも体力があるように、思考にも体力があるのです。「思考体力」があれば…どんな難問も解決できます!どんな逆境も乗り越えられます!42歳で東大教授になった渋滞学の権威が教える本当に頭がよくなるたったひとつの方法。
感想・レビュー・書評
-
思考も体と同じように鍛えれば強くなるもので、その思考の鍛え方を指南した本。
思考体力は6つの力で構成されているとのことです。
⒈自己駆動力
⒉多段思考力
⒊疑い力
⒋大局力
⒌場合分け力
⒍ジャンプ力
ユニークな内容だった。興味を持った人は是非手にとって確かめるべし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容的にはどこかで聞いたことがあるようなことばかりで新鮮味はありませんでしたが、日本という国に対する著者の危機感がヒシヒシと伝わってきます。特に子供を持つ親世代の方に読んで欲しいなあと思いました。
-
「渋滞学」の西成教授が書いた自己啓発本。「思考体力」とは「考え続ける力」のことで、運動にも体力があるように、思考にも一種の体力のようなものが必要だとしている。全体的にいいことが書いてあると思うけど、西成先生が自ら「子供の頃はこうしていたのが良かった」「学生の時にこうだったのが良かった」といって自説を正当化する場面が多く、この本を読んだ中年以降の人間にしてみたら「今さらどうすればいいの?」という感じかもしれない。高校生くらいの人が読むといいかも。
本書を締めくくる言葉として、『「七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず」を目指そう』と書かれていたのは、とても共感できる。これは、私にとっても、論語で一番好きなフレーズである。「四十にして惑わず」「五十にして天命を知る」は有名なのに、なんで「七十にして・・・」はあまり知られていないのだろう?この境地に到達できれば人生は成功だと思う。 -
努力すべき事は最もです、現代では難しいこともありますが、参考になります。
渋滞学を読んでみたい -
こういう考え方をしよう、という種類を列挙しているが、その具体的な方法やフレームワークにまでは落とし込まれておらず、あくまで概念的な説明にとどまる印象。また、それぞれの力の身につけ方がいまいちしっくりこなかった。疑い力≒クリティカルシンキングについてのみ、日々の活動に取り入れることができると思った。
-
とても読みやすく、高校3年生〜大学3年生くらいを主な対象として書いているようなイメージを覚えました。
2022年現在だと、特に内容に目新しさは感じない……のですが、これを2011年の段階で書いたと言うのは脱帽するばかりです。本当に半端ない。
自分の思考体系を信じられなくなった時、頭の整理をするのにとても役立つ1冊でした。 -
思考体力を構成する6つ
●自己駆動力:自ら発っすることで、それが間違っていたとしても成長に繋がる。何も言わずにその機会を逃す方が損。鈍感なくらいが丁度良い。
●多段思考力:もう一段!が明暗を分ける。目先の利益ではなく、長い目で損して得を取る。
・疑い力:どんなことにも二面性があることを意識し、都合の良い解釈で偏らない事
●大局力:ズームインとアウトで先読み
・●場合分け力:選択肢は出来るだけたくさん列挙し、メリットデメリットを書き出す。迷った時は損得好き嫌いより善悪で決める。
・ジャンプ力:能の緊張と弛緩の両方が大事。ひらめき三上。馬上、枕上、廁上。課題に関係のない分野をウロウロして遊ぶならひらめく。 -
常に「なぜ?」という姿勢が大事だと感じた。
疑いの目を持って、周囲を見回す。