「苦しい」が「楽しい」に変わる本 ~ 「つらい」を科学的になくす7つの方法~
- あさ出版 (2011年10月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860634858
感想・レビュー・書評
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映画評論家で精神科医の著者が、脳科学や心理学研究の中から科学的な裏付けがあり、誰でも簡単に取り組め、結果がすぐに出る、「苦しい」を「楽しい」に変えることができる方法をまとめた本。
「苦しい」と「楽しい」の違いは、「心」ではなく脳内物質、ホルモンの違い。脳内の反応の違いに他ならない。
考え方、受け止め方など、頭の回路を切り替えるだけで「苦しい」脳内物質は「楽しい」脳内物質に変化する。
「苦しい」と視野狭窄に陥る。
「苦しい」があるから「楽しい」が生まれる。
「苦しい」を「楽しい」に変える7つの方法
ストレスの大きな部分を占める人間関係の改善法
究極の「苦しい」解消法ーー睡眠・運動・休養
……等々、人生にはつきものの「苦しい」を解消または軽減し、前向きに生きていくヒントがごっそり詰まっています。
書いてあることのほとんどは、著者の他の著書、メルマガや動画で知っていることでしたが、こうしてしっかりまとめられていると、これは試していなかったなと思うことがいくつかあって、やってみようと思います。
特に印象に残ったのは、好意の返報性のところ。1週間で認知症のお舅さんとの関係が改善するとは!でも本当に思い切りが必要ですね。それこそ、成功している状態をイメージしてドーパミンを出してから取り組んだ方がいいかも知れません。
折に触れて読み返して、たくさん身につけたいと思います。 -
この人の本はベストセラーが多いけど一冊も読んでないなあ、
と思ってふと手に取った本。さらっと1時間ぐらいで読めます。
悪くは無いけど、言葉を寄せ集めて作った感じ。
ベストセラー作家になれば何でも売れるんやなあ、、的な。
とはいえ、寄せ集めの言葉はそれぞれ良いです。
・他人と比較すると苦しくなる、自分と比較すると楽になる
・変えられないものを変えようとする努力は無駄な努力
・かげぐちをしない、かげほめをする -
最近寝る前にYouTubeを見てしまうということが増えてきたので良くないなぁ。
この本にも書かれてたけど寝る前にゲームや明るい部屋にいるとメラトニン(快適な眠りへと誘うホルモン)が分泌されないらしい。
つまり翌日起きてもあんまりスッキリしない、、、
休日とか夜更かししがちだけど休日こそちゃんと寝るべきだなと思った。
後適度な運動ね。1時間以上の有酸素運動を週二回以上らしい。
週一回しかしてないわ、、、
あとはまぁどの本にも書かれている内容だった。
どの本にも書かれているということはやっぱ大事なんだろう。 -
自分に当てはまる事が多く見直さないとと思えた。そんなすぐ、楽しい というような感情にはなれないよと卑屈に思いつつ、読む事で冷静になれた。考え始めるとドツボにハマるので定期的に読み直したいと思う。
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本屋さんに在庫がなく、図書館にて借りる。
とても分かりやすい。内容がすぐに実践出来る、かつ興味深いものばかりで、一日で読了したほど。鬱に苦しんでいる人に是非読んでもらいたい。
やはり、一番大切なのは睡眠・運動・休憩とのこと。当たり前のことでも、精神科医の著者に改めて指摘されると、とても勉強になる。その土台がないといくら上に様々な方法でストレス発散の対応をしても少しも効果は感じられない、あるいは効果が激減してしまう。
特に休憩の部分では、入眠前2時間はゆったりとした時間を持つことが大切という点で学びが大きかった。忙しくてそんな余裕は無い!と言う人には、3分間深呼吸をするだけで、副交感神経優位に切り替え可能とのこと。これは今晩から実践してみる価値あり。
その上で睡眠時間は7〜8時間が一番病気になりづらいという論文も紹介されている。睡眠不足も睡眠過多も体には良くないそうだ。私は夜勤もあるが、その場合でも合計の睡眠時間が7〜8時間になるように調整してみようと思う。休日に寝溜めはやめて、運動に時間を費やしたい。
また、「嫌いな人を変えることは出来ない、悩んで解決しない問題は考えない」という言葉には励まされた。嫌いな人は本当に嫌いな人なのか、客観的に見たり、好意の返報性でこちらから挨拶や話しかけたりをチャレンジしてもダメなら、あきらめること。過去と他人は変えられない、変えられるのは自分だけということがとても響いた。私は職場に色々試してもどうしても好きになれない人がいるが、無理に関わりを持つのではなく、問題を考えないようにすることもストレスフリーに過ごすには大切だと感じた。
嫌な仕事に関しても、自分で楽しみを見つけること。仕事の中に楽しみが見つからなくても、自分にご褒美を与えることがドーパミンの分泌を促すとのことなので実践してみる。※このご褒美は頑張った分、ランクを上げていかないと脳が慣れてしまうので注意。
とても学びの多い一冊だった。 -
心が苦しくなってきた時、思わず手にとった一冊。
読みやすい作りの本で、心がくたびれている時にでも、さっくり読めました。
まず始めの「苦しいと視野狭窄になる」に大きく同意。
いろんな考え方の紹介がありましたが、
「原因除去にとらわれない」
「人間は変えられないが、人間関係は変えられる」
「敵対心は自分を苦しくする」
という3つが今の私にとっては、いいな、と思いました。
特に「人間関係は変えられる」が、印象的で、早速実践に移しています。
具体的には、
・相手を肯定すること。
・相性なんてない、と考えること。
・好意の返報性を活用すること。
この3つを心がけるようにしました。
始めたばかりなので、まだまだ苦しくなることもありますが、実践を重ねて身についていけばきっとよくなる、という感覚があるので、とりあえず続けていこうと思います。
今、苦しくて、でも何とかしたい!と思っている人にオススメの一冊です。 -
いいことを書いている割には、なぜが表面的な印象。
人の主張の寄せ集めだから?
あるいは、すでに心がけていることが多いから?
とにかく、苦しいことがあったら、一人で悩まないことですね。
もし、家族や友人がいなくても、公的な機関を頼ればいいわけですから。
幸いにも、自分自身は、「苦しい」を解消する方法をいくつも持っている(実践している)ことがよくわかりました。
今後は、それらをうまく人に伝えることが大切ですね。 -
「苦しい」「楽しい」は結局自分(の脳内物質)次第!
・苦しい=視野狭窄なので、物事の全体像を捉える、視野を拡大する、自分を客観視する
・苦しいは伸びしろ
– 苦しい=試練、失敗=経験
・他人と比較せずに、(過去の)自分と比較する
・「過去」「他人」は「変えられない」ので変えようとしない
・「制限時間」「締め切り」を設けて、ドーパミン(とノルアドレナリン)を分泌させて、モチベーションを上げて、楽しむ
・「かげ褒め」「自分から好意」
– 笑顔、雑談、話を聞く
おはようございます。
《「つらい」を科学的になくす》っていうタイトルが素敵。
『怒り』とは相手を攻撃しているようで...
おはようございます。
《「つらい」を科学的になくす》っていうタイトルが素敵。
『怒り』とは相手を攻撃しているようで、実は自分を攻撃している。
ここに、一瞬、目が留まりました。
なるほどねぇ。
先日 職場で ショックを受けたことがあったので。
仲間が、ミスした相手を大きな声で罵倒していたのです。
そんな言い方しなくてもいいのになぁと思って
自分のことでもないのにちょっと引きずってました。
そうか、彼女は自分を攻撃してたのか…。
この本、彼女にプレゼントしたいけど、伝わらないだろうな。