- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860636449
感想・レビュー・書評
-
献本にていただく。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雑談の大切さはよっく分かった。どうやって話せばいいのかが知りたいんだよー!
-
人間関係は雑談から始まるということ。
-
普通。普通に雑談ができる人には全く意味をなさない。
-
雑談のコツは、くだらない話をすること。
-
雑談時に本音が出る
後ろの人に話しかける -
この本は雑談力の大切さ・有効性について、中谷氏が解説された本です。中谷氏も本の中で述べているように、小中学校の授業で一番記憶に残っているのは、先生の言っていた雑談やダジャレのような気がします。少なくとも私はそうでしたし、先生の良し悪しも、それで決めていた感もあります。
これと同様なことが、社会人になっても起きているというのが私が感じ取った、この本のポイントです。
確かに同じ内容のことを聞いても、信頼している人やベテランの人が言った場合と、新人が言った場合には、受け止め方が異なります。その原因は様々と思われますが、その重要な一つに、説明の前後にある「雑談力」にあるのかも知れません。特に、説明をした後の質疑応答に、適度に雑談を盛り込んで話すと、良かったりするのかもしれません。
雑談とは、長々と話すものではないというのがポイントで、気の利いた雑談ができるようになるためには、日頃の地道な努力が必要なことも理解できました。
以下は気になったポイントです。
・会社で部下から慕われて「あの人についていきたい」と言われる上司は、仕事ができる人ではなく、コミュニケーションが上手な人(p5)
・雑談の仕方を覚えるには、先輩の雑談の仕方を覚えればよい(p26)
・雑談をすると、初めて会っても長年の友のようになれる、雑談をしていないと長年会っていても、毎回初めて会ったのと同じ(p29)
・雑談とは立場を逆転させる瞬間である(p31)
・雑談には、本番前の雑談と、ラストの雑談がある、ラスト5分の雑談は、未来へつながる雑談である(p32)
・ロスタイムを「今回プレゼンで負けた」という結果だけで終わらせて帰らないことが大切(p35)
・プレゼンは、論理的な話をするために接続詞でつないでいく、雑談にひあ、接続詞はいっさいない(p41)
・一流の企画を出せる人は、アイデア出しの時にくだらないことを平気でポンポン言える(p52)
・信頼が生まれるのは、雑談、プレゼン前に雑談をしておくと「この人に任せておけば大丈夫」という信頼感が生まれる(P55)
・値段の高いモノは雑談になりにくい、うんちく、となる。雑談のネタは、値段の安いもの(P89)
・世の中のイメージと真逆で、あまり知られていない情報のほうが、雑談のネタとしてはインパクトがある(P98)
・雑談は、どんな話をするばいいかではなく、何を見るかである。応接に掛けてある絵には意味がある(P116)
・ネタ帳をつくる作業をしていると、その人の雑談は圧倒的に面白くなる(P124)
・雑談の要素として、1)何を話すか、2)どこで話すか、3)誰と話すか、がある。社長よりも、秘書さんと雑談する方が重要である(P126)
・長い話でも、15秒できって、パート2も15秒できる。短ければ短いほど効果的(P132)
・雑談は、動いている状態の人に話しかける、または、自分が動きを止める前に話しかける(P143)
・ふだん雑談をしている人は、同じ発言をしてもセクハラにならない、たくさん話している中の一言として受け取られるから(P160)
・マニュアルは最低限の情報、雑談はそこにプラスアルファする情報(P174)
・売れているセールスマンは、お客様に「パンフレット見せて」と言われるまでは出さない(P178)
・人間は、本題は忘れても雑談は忘れない、人を覚えるときも、プレゼンやいい話で覚えるのではない。雑談で覚える(P189)
2013年12月22日作成