- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860636517
作品紹介・あらすじ
業界トップ企業、衰退業種の中の成長企業、71年間赤字なしの優良企業-どの会社も、「人に対するやさしさ」が最強の武器なのです。思わず胸が熱くなる5社の、本当の物語。
感想・レビュー・書評
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このシリーズで一貫して重視されているのは、経営にとって大切な「5人の人」。
1人目は、「社員とその家族」。
2人目は、「仕入先や協力工場等で働く社外社員とその家族」。
3人目は、「現在顧客と未来顧客」。
4人目は、「地域住民、とりわけ障がい者や高齢者などの社会的弱者」。
5人目は、「株主・出資者・支援者」。
本書は、4作目。小松製菓(岩手県)、坂東太郎(茨城県)、協和(東京都千代田区)、東海バネ工業(大阪府)、障がい者つくし更生会(福岡県)が取り上げられている。 -
セミナーで感動してシリーズ読んだ
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経済学部 上野勝男先生 推薦コメント
『「会社は誰のものか」を論じたシリーズです。著者は、社員が喜びを感じ幸福になることが出発点と主張します。社員が幸せなら顧客に喜びを提供できる、そして収益も上がり、株主を幸福にすることができるというわけです。そして、そういうことを実践している「日本でいちばん大切にしたい会社」を紹介しています。』
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPAC↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/478661 -
・人はお金や休みを与えておけば、満足するわけではありません。
では何が必要か?それは、自分が属している会社に誇りが持てること -
9 職場を男女平等にするには何が必要か[駒川智子先生] 1
【ブックガイドのコメント】
「誰もが気持ちよく働けるよう取り組む会社を紹介。平等な職場を考えるためのヒント。」
(『ともに生きるための教育学へのレッスン40』183ページ) -
著者は一貫して、同じこと「社員を第一に考えることが大切」しか言っていません。それで、本が4冊書けるなんて、すごいなと素直に思います。また、見知らぬ人からのメールや手紙に対して会いに行く、著者のフットワークの軽さも、本気を感じます。
南部せんべいは、企業の話ではなくて、7人兄弟で31歳まで生きられたのは6人だけだったり、ずっとイジメ続けた叔母が最後に言った言葉に疑問を持ったりとか、他のエピソードに考えさせられました。
値引きには一切応じないという東海バネ工業。仕事をしてると、最後は価格の話になるのは、どこも同じだと思います。誇りを持って見合ったものを提供できると思ってるなら、「価格が合わないなら、他へどうぞ」なんだなーと。勘違いでなく、傲慢ではなく、正しい検証を持って、「他へどうぞ」と言えるようになりたいと思いました。
今回は、戦時中の話も多く出てきて、(私は知識が少ないので)日本の戦争についての本を読んでみたいと思いました。
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●株式会社小松製菓
衰退するせんべい業界でトップを独走する「ぬくもりの経営」の会社
●株式会社坂東太郎
「幸せ日本一」をめざして四世代から愛される、笑顔いっぱいのレストラン作り
●株式会社協和
障害者向けのランドセルを作っている
●東海バネ工業株式会社
ニッチなバネ作成依頼を請け負っている会社。
値引き交渉や納期の短期化などは受け付けずに、職人技で勝負する会社
●障がい者つくし更生会
障がい者雇用率102.6%の奇跡の株式会社