成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?

著者 :
  • あさ出版
3.44
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本棚登録 : 334
感想 : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860636999

作品紹介・あらすじ

儲けよう、とは考えない。効率は一切無視する。全店共通のマニュアルは作らない。お店の評価を決める、売上よりも大切なもの。「高くない。むしろ安い!」といわれる秘密とは?熱狂的なファンを生む「非常識な仕組み」

感想・レビュー・書評

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  • 良書。結構気づきが、ありました。というか、もっと基本に立ち返ってやるべきことがたくさんあることに今さらながらに気づかせてくれました。

  • 販売している全ての商品へのこだわり。
    すべては「お客様のために。」
    成城石井に今すぐ行って、店員さんに沢山質問をしながら買い物をしたくなりました。
    スラスラ読めます。ただ読み応えはあまりないかも。

  • 1.成城石井の創業者の石井良明さんの本の隣にあったので、思わず購入しました。

    2.先日自分が読んだものは、創業者の石井氏がどのような歴史を経て、成城石井をここまで大きくしたのかということが述べられていました。それに対してこの本は、外部の人が当時の社長である原昭彦さんに協力を依頼し、石井氏が離れた後の成城石井の物語が書かれています。
    社員を大切にするためにはどのような経営が良いか。また、顧客に徹底的に向き合うことが成城石井の強みだということ。さらには、基本的な事がなぜ大切なのかと言うことが書かれています。
    書いてあることは、至ってシンプルで、人を大切にしていくためにはどうすればいいのかということです。成城石井では、顧客にしろ、従業員にしろ、会社を作り上げているのは彼らで、コミュニケーションこそが成長の基盤となっています。これがどのように実践されているかが詳しく述べられいる本です。

    3.最初に、成城石井を立ち上げた石井氏の本を読んだ後にこの本をんだので、経営者目線と外部からの目線と、2つの視点で読むことができました。そこで思ったのは2つです。1つは、顧客に徹底的に向き合うということです。石井氏が常に気にしていたことを、今もなお貫かれているため、会社の成長が止まらないのだと思いました。効率化に目を奪われず、顧客が求めているものを非効率ながらも自分達の力で提供していく姿は勉強になりました。もう1つは、石井氏が今の成城石井に対してどう思っているのかが気になりました。この本を読むと、成城石井の社員さんはひたむきに努力を続けたにも関わらず、石井氏は会社を売却しました。石井氏が悪いとかいう問題ではなく、石井氏の中で何か思うことがあったのではないかと思い、気になってしまいました。
    また、この本を読むのであれば、石井氏が書いた「成城石井の創業」も同時に読むことを勧めます。

  • 小売業に限らず、「顧客第一主義」を掲げる企業は多い。誰から利益を得ているのかを問うまでもなくそのお題目は当然なのだが、成城石井の「消費者の利益こそが第一」はもう半端じゃない。
    多店舗展開する前から惣菜をセントラルキッチンで作っていたり、そこに一流ホテルなどで働いていたシェフを雇っていたり、ワインとチーズを最高の状態で届けるために並々ならぬコストをかけていたり……と、「安くないのに選ばれる」理由がふんだんに記されていた。美味しいもの、出自のきちんとしたものにはきちんと対価を払うという消費者が増えてきた昨今、ようやく時代が成城石井に追いついたといったところだろうか。
    もともとスーパーを見て歩くのは大好きなので、次に成城石井に行った時は、じっくりいろんな商品を手にとって眺めてみたいと思う。

  • 営業先の担当業界が一瞬飲食・小売になったので一読。
    インタビューを元にまとめたもので、ビジネス書ながら具体的でわかりやすい。

    ・マニュアルがなく、顧客それぞれに合わせた対応を行う
    ・商品それぞれのストーリーを理解することで価格相応の価値を持たせる
    ・「高級スーパー店と呼ばれたくない」という強い思い

    などから、なぜ成城石井が愛されるのか、そのブランディングが少し理解出来た。

  • 成城石井に深く入り込んでインタビューしているので、ちょっとちょうちんぽいところもあるが、なぜ、これだけ躍進しているのか、よくわかる。 かれらにブランド戦略はないと、いままでにやってきたことがブランドになると。それもよくわかる。麻布十番に飲みに行きたくなる一冊。

  • チェック項目14箇所。今、急激な成長が始まっている成城石井の考え方は、まったくの異業種の方にも、これからのビジネス世界を生き抜いていくための、多くの示唆が得られると思う。どうして成城石井がこれほど支持を集めているのか、まず、何よりも大きな特徴は、その品揃えの独特さにある、輸入商材、隠れた名品、地方の名産品をはじめ、独自商材が極めて多いのだ。人気のチョコレートは本場のベルギーやフランスからの直輸入品も多い、ただ輸入したものを店頭に並べるだけではない、輸入品はワンパックの量が多く、また包装は日本のクオリティのほうが高いため、小分けして自社で包装し直しているものもある、そんな細やかさも支持されている理由だ。印象的だったのは、まず全体が”現場第一主義”で貫かれていたこと、現場の店舗が主役、そこではたらく店長やスタッフたちが中心、という空気感である。「これはスーパーに限りませんが、経費削減の名のもとに、従業員を減らしている商業施設も少なくありません。それでは、”お客様と会話なんてしてもしょうがない、手間がかかるだけだ”という考えだと思われても仕方がないと思います。成城石井は違います。店内には従業員が大勢います。お客様と、どんどん会話をさせていただきたいんです」。「レジはコミュニケーションの最後の砦であると同時に、サービスの最後の砦。だから、レジにかなり力を入れているんです」。「挨拶、欠品、鮮度管理、クリンリネスの四つの基本もそうですが、結局、基本的なことは、忙しくても忙しくなくても、やろうと思えばしっかりできることなんです。戦略的なことをやろうとするとスキルやテクニックが必要なときもあるわけですが、基本の徹底はやればできる」。安価なジャムはフルーツの量が少ないのだ、ラベルを見ると、原材料が砂糖から始まっている商品は、ほとんどそういうジャムなのだという「ラベルに最初に表示されているのが、一番多い材料です。砂糖が最初に書かれているジャムは、いってみれば、フルーツではなくて、砂糖を食べているようなものなんです」。「情報をオープンにすれば、どうすればいいのか、という改善策にもつなげていくことができる。隠したところで、物事が解決するわけではない。すべてオープンにしたほうがいいんです」。「お客様にとっては、一回の買い物がすべてなんですね。鮮度管理にしても、お店からすれば、50あったヨーグルトのわずかひとつ、賞味期限切れを見逃してしまった、と思うかもしれませんが、お客様にとっては、その一度がとんでもないダメージなんです。それだけで、もう二度と来てもらえなくても仕方がないんです」。「ひとつは、自分たちのお給料はどこから出ているか、ということ、もうひとつは、仕事のやりがいを与えてもらえる存在であること、そしてもうひとつは、自分を成長させ、会社を成長させてもらえること。この三つをいつも私からは伝えるようにしています」。「常に会社全体の利益を考え、お客様の利益を考えられるように仕組みを作っておかないといけないということです。そうすることで、会社のレベルを上げていくことができると思っています」。「小売業というのは、一人ではできない仕事なんです。スーパーは、いろんな組織がいろんな仕事をしている。お互いの協力なくしては、自分だけ頑張っても成果は上げられないんですね。逆にいえば、いい仕事をする従業員は、連携してチームワークをしっかり取って仕事をします。本部でもセントラルキッチンでも、店舗でも、です」。「また新しい動きがどんどん出てきます。挑戦をしていきます。これが何年後に花開くのか、そのために何ができるのか、また考え続けるわけです。その意味では、日々成長し続けないといけない。そういう仕事です」。

  • 成城石井=高いイメージだけど、高くてもなっとくのいく商品、安いくらいなんだと思うようになった。

  • 「生産者が一生懸命に作っている事をしっかり理解することが大事」「会社や店の都合なんてお客様には関係ない」「売れないのはお店のせいではない。本部のせい。」などなど、とっても共感出来る職場だと感じました♪普段はお惣菜コーナーでしか買い物しませんが、今度はちょっとじっくり店内を散策してみようと思います☆

  • p101
    (惣菜)ちょっとほかのスーパーではお目にかかれない本格的な料理

    p105
    ほとんどが本当に手作りされている
    多品種少量生産ですから大きな機械をいれてしまうと逆にコストがかかってしまいます
    メニューもどんどん変わっていきますから

    p117
    今の小売業では日持ちさせるためにいろいろなものが使われている
    でもそれはだれのためなのか。お客様のためではないということに気づく必要があると思うんです
    販売する人たちがいかに日持ちさせて効率よくビジネスができるかということではないでしょうか

    保存料が使われていなければ賞味期限は短い
    保存料が入っていないんだもの、短い期間で売るしかないんだよね、という考え方に変わっていかないといけない

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著者プロフィール

上阪 徹(うえさか・とおる) ブックライター
1966年兵庫県生まれ。89年早稲田大学商学部卒。ワールド、リクルート・グループなどを経て、94年よりフリーランスとして独立。経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに雑誌や書籍、ウェブメディアなどで幅広く執筆やインタビューを手がける。これまでの取材人数は3000人超。担当した書籍は100冊超。携わった書籍の累計売上は200万部を超える。著書に『成功者3000人の言葉』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『10倍速く書ける 超スピード文章術』 (ダイヤモンド社)、『JALの心づかい』(河出書房新社)、『1分で心が震える プロの言葉100』(東洋経済新報社)、『子どもが面白がる学校を創る』(日経BP)など多数。またインタビュー集に、累計40万部を突破した『プロ論。』シリーズ(徳間書店)などがある。

「2022年 『マインド・リセット 不安・不満・不可能をプラスに変える思考習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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