なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか?

著者 :
  • あさ出版
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本棚登録 : 204
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860637842

作品紹介・あらすじ

今のコンビニは、ここまで進んでいるのか!「便利」なだけじゃない。今では「社会のインフラ」そして「健康のサポート」まで。誕生から40年。ローソンは変化し続けている!

感想・レビュー・書評

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  • 良書 コンビニという進化する流通の最前線を上阪徹氏が描いたもの、たいへん読みでが、ありました。

    構成は、11のチャプターからなっています。

    1 「驚きのスイーツ」はいかにして生まれたか
    2 そもそもコンセプトが違う「MACHI cafe コーヒー」
    3 実は、「保存料ゼロ、合成着色料ゼロ」製造工場の挑戦
    4 自社出社の農場から野菜は直送「ローソンファーム」
    5 「健康」に配慮された食品がなにげなく、続々と
    6 「Ponta」データ分析でリアルな消費行動を読み取る
    7 一転集中主義「これぞローソン」を作りたい
    8 共存共栄を目指す対等なパートナー「FCシステム」
    9 「お客さまにきていただくのではなく、お客さまに近づく」
    10 ローソン誕生四〇周年「一八〇日プロジェクト」
    11 ローソンは、コンビニはどこに向かうのか?

     まず、全体の中で、目を奪われたのは、Pontaをつかって収集した情報を活用して、さまざまな商品を分析していったことです。
    もちろん、すさまじい商品開発と、製造にこだわることも、この原点があったからこそ実行、継続ができたのではと感じました。
     あまおうをつかったサンドイッチも、郷土の名産をつかった商品も、ローソンファームも、オーナーに複数店舗を持たせる施策も、すばらしい発想でした。
     沖縄のスーパーや、成城石井との提携など、ダイエーから離れ、食品流通の雄、三菱商事の傘下になったことがローソンにとっての幸運だったと思いました。

    気づきが多く、是非、ご一読をお勧めいたします。

  • もともとコンビニの中ではローソンが好きな私がついつい読んでしまった本です。
    ローソンはもちろんですが、「コンビニ」がただのコンビニではないこと、社会のインフラとしてどんなことをしているのかが知れます!

    コンビニでバイトしたことないので、意外にも固定商品が少ないこととか、フランチャイズの取り組みとか、めちゃくちゃ面白かったです!

    模倣困難性、コーヒーを通じて世界を変えていく話がとても良かった・・・ローソンのコーヒーが1番好きなんですが、これほどの企業努力があったとは!

    ローソンが好きな人はもちろん、普段コンビニに関心がない人ももっとも身近なビジネスを知ることができると思います!

  • もともとコンビニはローソン党なので何だか得意げになって読んだ。
    ローソンは健康志向だなぁと思っていたけど、畑を作ったりすべての弁当の保存料をやめていたのは知らなかった。
    ブランパンも、なんとなく健康に良さそうだし美味しいから食べてたけど、めちゃくちゃ売れてるわけじゃないけど大事だし買う人がいるから残ってるってことも驚いた。

    ないものを逆に生かしていくという発想はすごいなぁと思った。

  • 通勤経路に5店舗コンビニがあるので、いつも誘惑されてフラフラっと入ってしまいます。入ると何だかホッとする自分もいます。そんな私にとって身近なコンビニについて知ることの出来る一冊でした!読み終わったらまたコンビニに行きたくなります!

  • 2015年8月5日読了。「とにかく面白い」ローソンについて書く、2015年5月刊の本。(ローソン本社ビルのコンビニで買った)ローソンが「面白そうなことを色々やっている」ということは分かったが、そこに至ったストーリーがこの本からは伝わらないのは残念。玉塚社長が、現在のローソンの弱いところ(実行力の弱さ、海外対応など)を認識し、そこを改善していこうとしているのは分かるが、将来的にローソンが目指す姿がどのようなものなのか、今の取り組みがそこにどうつながるのか…はこの本だけではよく分からなかった。

  • コンビニスイーツとか最近進化してるとは思ったが、この背景にある現場担当者の創意工夫が垣間見られた。

  • いろいろな意味で縁が深いローソンの裏側!
    開発に関して、勉強になることが多かった。
    少し古い作品なので、最近はPBのデザインでざわついたりもあったけど、やっぱり注目のコンビニだなと思います。

  • ローソンはこのあたりまでかな、面白みあったのは。

  • コンビニのイメージはいつでも開いてて便利だけど、ちょっと高いし、弁当の保存料とかも気になる。本には商品をよくする努力や社会インフラとしての役割などいろいろな試みが書かれていた、2015年の本なので、タイムリーではないが、店内をよく眺めてみたくなった

  • LAWSON
    末端、現場主義 
    農業ファームを既に展開 次世代農家との繋がり
    中嶋農業の推進 健康な野菜
    カット野菜、地産地消 インフラ整備
    2兆円のコンビニ市場 

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著者プロフィール

1966年、兵庫県生まれ。早稲田大学商学部卒。リクルート・グループなどを経て、94年よりフリー。幅広く執筆やインタビューを手がける。著書に『マイクロソフト 再始動する最強企業』『10倍速く書ける 超スピード文章術』(共にダイヤモンド社)、『JALの心づかい』(河出書房新社)、『職業、ブックライター。』(講談社)等多数。ブックライターとしても、『プロ論。』シリーズなど100冊以上を執筆、累計売上は200万部を超える。2011年より宣伝会議「編集・ライター養成講座」講師。2013年、ブックライター塾開講。

「2019年 『これなら書ける! 大人の文章講座』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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