決算書で面白いほど会社の数字がわかる本ーー細かい数字は追わない。銀行交渉にも役に立つ (ビジネスベーシック「超解」シリーズ)

著者 :
制作 : 井上 和弘 
  • あさ出版
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本棚登録 : 24
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860638771

感想・レビュー・書評

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  • 決算書の見るべきポイントや考え方を解説している。図や言いまわしなどが分かりやすく、決算書を見るのは初心者であるが内容がスッと理解できた。定期的に読んで、考え方を頭に叩き込みたい。営業をしている人にもおすすめです。

  • ■勉強になった部分
    これからの会社経営は、売上より利益、利益よりお金(キャッシュフロー)を考えることが非常に重要になります。それには、決算書を読んで「お金の動き」をつかみ、決算書を使って「いかに置き姉をふやすか?」をかんがえなくてはなりません。
    みなさん、「お金を増やす」ために損益計算書を見て、売り上げや利益ばかりを気にされます。しかし、お金を増やすためのカギは、実は貸借対照表にあります。

    売上が半分になれば利益も半分は勘違い
    変動費と固定費に分けて考えないと、間違えてしまいます。この考えを知らないと新規投資・店舗閉鎖といった重要な場面で、正しい判断ができなくなってしまいます。

    財務部門は、銀行を、お金の仕入業者と考えて、ムダな仕入(借入)はせず、価格(金利や振込手数料など)交渉も厳しく行ってください。
    重要なのは、複数の銀行と付き合い、競わせることです。
    銀行から高い評価を得ようと思えば営業利益を稼いでいることをアピールする。
    ・営業外収益を売上にもってくる
    ・売上原価や販管費、営業外費用を特別損失にする
    ⇒これは粉飾ではありません。

    営業キャッシュフロー(本業で稼ぐお金=使えるお金)=税引後当期純利益+減価償却費等

    固定資産(土地、建物)
    1.土地は減価償却できないため資産の部が膨らむ
    2.立地条件は10年もたてば変わります
    3.固定資産税もかかる
    4.家賃を払っていた方が法人税の圧縮が可能

    約束手形は2回続けて決済できなければ銀行取引が停止するのでほぼ倒産と考えられる。受取手形も支払手形もなくすように努力を。

    銀行は返済能力を以下のように計算する
    借入金残高÷銀行用キャッシュフロー※
    ※銀行用キャッシュフロー=営業利益+減価償却費
    ※これが7年以内なら「返済能力あり」ですが、15年以上だと危険信号と言えます。

    投資するときもキャッシュフローで考える
    (「投資したら何年で回収できるか?」「投資の利回りは何%か?)
    ・キャッシュフロー(年)を計算して、投資算高と比較する。
    ・キャッシュフロー÷投資額×100=投資の利回り

    労働分配率(会社が稼いだ付加価値(=売上総利益)のうち、どの程度を人件費にまわしたか)
    労働分配率=人件費÷売上総利益

  • 普段バランスシートなどを目にするがどこを見ればいいのか?などは良く分かっていない。
    本書のとても良いところは、そんな自分のような人にも本を読んでいる時は理解できていると思えるレベルにして説明している。

    特に会社の数字を見る4つのポイントなどの説明はわかりやすかった。
    儲かっていますか(収益性)
    潰れませんか(安全性)
    借金を返せる力がありますか(金融力)
    従業員はしっかり稼いでいますか(生産性)

    特徴は数字を面積(高さ)として理解して、優良な会社は下半身が強い(自己資本比率が高い)などと分かりやすい言葉で説明しているし、細かい数字は追わずに、上3桁に注目しようなど実践的なアドバイスもある。

    1度だけでは理解するまでは至らなかったので、もっと詳しく財務諸表を読めるようにならないといけないとなったらこの本を繰り返し読んで理解したい。

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