MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実

制作 : 木尾糸己 
  • あさ出版
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本棚登録 : 33
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860639921

感想・レビュー・書評

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  •  濃密な内容で素晴らしい本だった。
     本書はお金に特化した行動経済学の本である。人間のお金にまつわる心理現象と行動について、心理学者達の学説や実験内容から解説されている。そのため、説得力があり、具体的事例をいくつも知ることができる。
     生きていく上でお金に関わらない人はいない。本書を読むことでお金のいい面と悪い面を理解し、人生に役立てていくことができるだろう。

  • 「経済学×心理学」の分野は面白すぎる。

  • とても身近な存在ながら分かるようで分かってない「お金」に関して、世界中で実施されてきた研究結果を踏まえて、お金の付き合い方のコツを示唆してくれる一冊。

    ・相対思考。額よりも率で考えがちだが、実際の損得は額でみるように心がけること。

    ・心の会計。9つの財布に分けて考える。①日用必需品、②より良いくらし、③雑費、④お出かけ、⑤服化粧、⑥安全、⑦へそくり、⑧文化教育、⑨小さな贅沢。日々のお酒は、スーパーで安いものを買うが、旅行先で飲むお酒は、お出かけや、小さな贅沢という文脈から出る。同じお酒でも、財布の出所が違うと、出せる価格は変わる。

    ・人は得をしたいと思うが、それ以上に損をしたくないと思う性質がある。損失回避の法則。

    ・(1)1000円を貰った状態で、①じゃんけんに勝ったら+1000円、負けたらそのまま。②何もしないで500円プラスで貰える、の①②を問われたら、多くの人が②を選ぶ。(2)2000円もらえた状態で、①じゃんけんに勝ったら2000円、負けたら1000円。②何もしないで500円引かれる、の①②を問われたら、多くの人が①を選ぶ。(1)(2)ともに、同じ問いかけ内容なのだが問いかけ方で、行動が変わる。

    ・後悔回避の法則。後々買っておけばよかった。。。っと後悔したくないがために、コストをかけてしまう。

    ・価格にはプラシーボ効果がある。高いからこそ、満足度があがる。気分を挙げたいのであれば思い切って高い方を買うのが○のことも多い。

    ・妥協効果。松竹梅。松の価格帯を設けることで、梅よりも竹を選択したくなる効果。

    ・価格の損得は、心の参考価格に引っ張られる。アンカリング効果。

    ・オークションのスタート価格は設定しない。1円からでも付けられるハードルを下げる、一度参加すると、慣性の法則が働く。

    ・インセンティブが内的動機を奪くことも多々ある。報酬が、利他的な思考を押し出し、利己的に変化させる。たっぷり払え、でなければ一銭も払うな。

    ・プライミング効果。見たもの、聞いたものに、潜在意識は引っ張られる。

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著者プロフィール

ライター、アナウンサー、心理学者。BBCラジオやテレビ番組の司会者、ボストン大学(ロンドン)の客員教授などを務める。その活動や著作に対して、多数の賞が授与されている。

「2014年 『脳の中の時間旅行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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