図形・空間の意味がわかる: 数学の風景が見える

  • ベレ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860640316

作品紹介・あらすじ

本書では、「生活に役立つ豆知識」より、「生活にも役立つ、考え方」に重点を置いている。その根底には「真実は何か」を追求するギリシャ精神-「根拠」を重んじ、自由に考える精神がある。数学の中で直感的に最もわかりやすいのは幾何学であり、歴史的にも「根拠を問う」ギリシャ的精神が最初に成功したのは幾何学であった。そして、私たちの現代生活を支えている科学技術の基礎には幾何学を含む数学がある。だから幾何学と、その誕生について、ある程度の理解をもっていることは、「ものごとを論理的に、自由に考える」上で、きっと役に立ってくるはず。

感想・レビュー・書評

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  • 小学校の頃は劣等生だったので、相対的に算数が得意ではあったものの、せいぜい平均点を上回る程度だった。小学校や中学校で習う平面図形や空間図形は苦手だった。その後、xやyなどの代数を使った解析幾何学を習い始めてから数学が得意になった口である。この本で大人になって初等幾何学(ユークリッド幾何学)に触れてみたが、やはり読んでいると頭が痛くなった。ただ、小中学校時代のおさらいぐらいはできたと思う。

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著者プロフィール

野崎昭弘

一九三六年(昭和一一年)、神奈川県生まれ。五九年、東京大学理学部数学科卒業。六一年、東京大学大学院修士課程修了。東京大学助手、山梨大学教授(計算機械学科)、国際基督教大学教授(理学科)、大妻女子大学教授(社会情報学部)、サイバー大学IT総合学部教授を歴任。現在,大妻女子大学名誉教授。専攻、情報数学。著書に『電子計算機と数学』(ダイヤモンド社)、『πの話』(岩波書店)、『とらんぷ』(ダイヤモンド社)、『計算数学セミナー』(日本評論社)、『詭弁論理学』『逆接論理学』(中公新書)、『計算機数学』(共立出版)、『数学的センス』(日本評論社)、『トランプひとり遊び』(朝日新聞社)、『はじまりの数学』(ちくまプリマー新書)ほか。

「2021年 『まるさんかく論理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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