- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860641146
作品紹介・あらすじ
「日本語を知る・磨く」シリーズでは、よりよいコミュニケーションを行うことを重視しています。「情報をうまくやりとりして自分が願うような人間関係を築く」ための日本語能力の育成を目指しています。本書も同様に、文章を書くとき、読み手に理解してもらうためにはどのように書けばよいかを第一に考える立場に立っています。その上で、本書では、自分が読み手に伝えたいこと、伝えるべき内容を明確にする方法その内容を読み手に、より正しく確実に伝える方法を、具体的に手順化して説明しています。ですから、説明の手順にそって行えば、だれでも読み手に伝えたいことをうまく伝えられる文章を作り上げることができるようになっているのです。
感想・レビュー・書評
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私の中で一番注目している言語学者の先生の文章作成本。
書きだす前の、考える段階から書かれています。
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おすすめ資料 第28回わかりやすい文章を書く(2007.6.8)
「○○についてレポートを書きなさい」 学期末や長期休暇にレポートの課題を出され、戸惑うことはありませんか。
この「○○」に関して、自分自身が強い関心を持っている場合は問題ないと思いますが、あまり関心がないときは、レポートといっても何を書けばよいのやら、困ってしまうことはよくあることでしょう。
本書では、レポートを書くための基本的な技術について解説しています。
題材は決まっているのか、書くための材料はそろっているのか、という文章を書く手前の段階から、文章の枠組みを決め、実際に本文を書き、推敲して完成させるまでの手順をわかりやすく示してくれます。
題材を決めるためにはブレーンストーミングが有効であることや、題材から連想する事象を集めれば書く材料になることなど、実例をあげての解説には説得力があります。
実は、著者が読者として想定しているのは社会人です。
報告書や案内文、Eメールでの連絡文など、実践的な内容の事例と解説もあります。
学校作文が得意だったかどうかは、実社会でわかりやすい文章を書くこととは関係がないというのが著者の立場です。
レポートと聞いて、書くのは苦手だからと消極的になるのではなく、わかりやすい文章を目指して、まずは書くための材料をそろえることからはじめればいいのだと、本書は教えてくれています。 -
大人向けというのは書いてあったが、
やっぱ大人向けだなあ・・・と笑
子供にはちょっと難しいかもしれないけど、
丁寧でわかりやすい解説でした。
また困った時に読み返そうと思います。 -
書く前の「ブレーン・ストーミング」が大切です。