- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860642686
感想・レビュー・書評
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本書「中上級者がぶつかる壁を破る英語学習最強プログラム(土屋雅稔)」(2010/09/22)は、
「<具体的・効率的>英語学習最強プログラム(土屋雅稔)」(2008/12/16)の続巻。
本書は、入門者・初心者向けの前著とは異なり、英語学習の中上級者を対象読者としている。ボキャブラリー(語彙)の重要性を強く説く。具体的には、30,000語を目標として、ポケット版英英辞典を用いた単語記憶を薦めている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
- ブログ:<a href="http://d.hatena.ne.jp/muranaga/20101123/p1" target="_blank">「目から鱗」のボキャビル術</a>
- 英語の勉強法の本を読む時間があったら、その時間を勉強にまわすべきだが、この本にはあえてその時間をとって目を通す価値がある。中でも秀逸なのはボキャビルのノウハウである。
- 10,000語レベルのボキャビルに苦しんでいる僕に救世主となるか?この本では何と30,000語レベルへの取り組みとして、ポケット版の英英辞典を暗記。 -
甘ったれるな、努力しなさい、という本です。努力の重要性・仕方が具体的に紹介されています。正直「私にはこの本の本の一部しかできないな」という印象です。本書で紹介されていたロングマンのハンディ英英辞書を購入しましたが、意味が平易な単語で簡潔に説明されていて分かりやすくて重宝しています。
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5000語ぐらい覚えれば日常単語の95%をカバー、それが事実として実用的な意味があるのか?
書いて覚えるより、暗唱して覚えた方が早い
文脈で覚えようとすると、遅過ぎる。辞書や単語集なら未知の単語を抜き出すのは簡単なのは明らか。
必ずしも例文と一緒に覚えなければならないという事はなく、効率的とも限らない。単語を覚えるという事に対して、手段と目的を混同してはいけない
単語を覚える時は意味と発音が優先事項 -
最近一番影響を受けた本。英検1級、TOEIC900点など、資格に拘らず更にその上を目指せ!!と強く背中を押されました。ボキャビル、読解、文法、リスニングのなど、中級者の学習すべき項目が優先順位別に並んでいて、かつ勉強方法も詳しく書かれており、構成も大変親切。
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前著を補完する形で、中上級者向けの学習プログラムを形成している。個々の内容が非常に具体的で、前著同様学習意欲を促進する役割を果たしていると思う。ただ、内容の粒度が細か過ぎて、あまり有用でないように思われることまで詳述されているように感じた。
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Amazonでの高評価に興味を抱き購入。そこまで絶賛する内容でもないが、中上級者をターゲットにしたノウハウ本はあまり見かけないのでその点は斬新で◎。
ただ内容はそこまで斬新でもない。電子辞書を使った学習法というのは確かにあまり見かけないが、基本的なスタンスは繰り返し復習して覚えましょうというもの。具体的な方法論はあるが、合うかどうかは個人次第かと。
ただ、自分にとって大きかったのがボキャブラリーの重要性について痛感させられたこと。自分は語彙力全然ないので、英語を使っていく上でいかに語彙が重要かデータも踏まえて再認識できたのは非常に良かった。著者自身も単語パートに一番力を入れている。
というわけで、ある程度英語をやってきたが、いまいち伸びず停滞してる人には非常におすすめ。
不自由なく英語を使いこなすには、本気で30,000語くらい覚えなければならないと思った。 -
この本を読んで一番刺激を受けた箇所は、
ボキャブラリーの強化について。
以下の英英辞典を使用して単語を覚えてしまうということ。
学習者が勉強していて疑問を抱く復習の方法まで細かく記載されていた点がわかりやすく良いと思う。
②の英英辞書を購入しボキャブル強化を図りたいと思う。
①Longman Handy Learner's Dictionary of American English (LHLD)
②Longman Pocket English Dictionary (LPD)
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立ち読み:2010/10/29
(1) p.48の語彙レベルチェックで、自分が9,000語レベルにすら達していないことを知って愕然とした。この本は30,000語を目標としているというのに。
3万語の達成方法は、ポケット版英英辞書と、電子辞書のヒストリー機能の駆使。その利点は以下の通り。
・机上用の辞書より定義の記述が簡潔(ポケット版)
・持ち運びしやすい(両方)
・単語カードを自作するより効率的で、かさばることもない(電子辞書)
・苦手な単語を一番前に並べたり、混乱しやすい似た単語を一列に並べたり、といった操作も手軽(電子辞書)
ポケット版英英辞書の推奨は以下2点。
・Longman Handy Learner's Dictionary of American English (LHLD)
→ 究極の英単語Vol.3やVol.4が終わった人、やってる途中の人向き。
・Longman Pocket English Dictionary (LPD)
→ 3万語がややつらい人のための1万6千語。DUO3.0が終わった人向き。
コツとしては、j,k,q,x,y,zを先に覚え、c,s,u,iは後回し。i, u を後回しにする理由は、in-、un- のように接頭辞+語幹からなる単語が多く、語幹の方を先に覚えた方が効率が良いから。
3万語を覚えるまでの目安は約1年。512ページあるので平均1日2ページを目標。
(2)「単語は例文とともに覚えなければならないか?」という項があり、
・DUO3.0のような基礎レベルの単語であれば、アウトプットにも使用する頻度が高いため、例文で覚えることは有用。しかし1万語以上の単語ではアウトプットよりもまず読んで理解できることを優先すべし。
・例文は単語の意味を理解するために役立つが、あくまで単語を理解するための手段であり、例文が目的となってはずれが生じる。
→ したがって必ずしも例文で覚える必要はない、という結論である。これはちょっと隙を突かれた感じがした。DUOでの成功体験があるために、「例文で覚えた方が良い」というのが固定観念となっていたので。
良かった点は以上かな。全体的には目の覚めるような内容ではなかった。中上級者じゃなくても当てはまるようなことが大半だったし。
Amazonの絶賛レビューはほとんどレビュー数1か2のレビュアーであり、とても怪しい。