地球について、まだわかっていないこと (BERET SCIENCE)

著者 :
  • ベレ出版
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本棚登録 : 70
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860643010

作品紹介・あらすじ

自然界にはわかっていることもたくさんあるけれど、それ以上にわかっていないことの方が多くあります。いまだからこそ、自然に対して謙虚な姿勢で向き合うために、地球についての知識を整理してみましょう。いま知っておきたい、大人のための地球科学入門。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙がきれいで、図書館で借りて読みました。
    高校生でもわかる説明で、
    一気に読むことができました。

    まだわからないことだらけで、
    将来はこういったことを解明できたらなあと
    夢をもつことができました。

  • 太陽から原発まで、地球科学を中心に丁寧に説明された良書。
    その中でも「こんなにも明らかになっていないことが多いんですよ」と表題の通り著述が進みます。
    こんなに科学が発展しても謎は減らない、むしろ増える一方であるという当たり前のことを、様々な事象に着目して訴えかけてくれます。

  • 地球について、科学的にわかっている事を具体的に説明する手法で、わからない事を明確に、明快に解説している、わかりやすい良い本だと思います。日本政府や原子力ムラが今までとってきた、わからないものは安全という、わけのわからない理論に対する、強烈な皮肉にもなっていると思います。
    面白かった節を幾つか抜き出すと、地震予知はできない、二酸化炭素の増加と温暖化の関係、石油の採掘可能年数
    、継続的な低線量被曝の影響、原発は地球温暖化防止に役立っているのか?、放射線廃棄物をどうするか?地球に定員はあるのか?などなど、かなり盛り沢山な入門書だと思います。麻布中学・高校の先生。なるほど。

  • 随所にへ〜という記述あり
    楽しめました

  • 私たちはまだなーんにも知らないんだ、それってすごいことだ。

    宇宙や自然を解説した本を読んでいると、つい、今はこんなことまでわかっちゃうんだ、もう私の思考のついていける範囲でわからないことなんてないのだなぁ、と思ってしまっていたけれど、まだまだわかっていないことはいっぱいあったらしい。
    わからないことが存在するということは、不安やいらだちの原因ともなるけれど、同時にわくわくすることでもある。


    ・最初の生命はどうやって生まれたのか
    ・生物の大量絶滅はなぜ起こったのか、また生き残った生物はなぜ生き残れたのか
    ・地球のプレート運動の原動力は何か
    ・地球には、氷河期、無氷河期、全球凍結という環境変化があったらしい。それがどんな要因で変化してきたのかわからない。そして今後どうなっていくのかわからない
    ・地球温暖化は本当に人類が原因なのかわからない。また温暖化の予測にしても不確定要素が大変多い。
    ・原子力の諸問題、そして放射性廃棄物をどうするか
    ・人類の生産して良いエネルギー量について、地球の定員について

    作者のホームページ
    http://www.s-yamaga.jp/index.htm

  • 地球について分かっていないことを書いている、大変興味をそそる本。麻布中学・高校の教諭が著者。個人のWebページが圧巻。
    http://www.s-yamaga.jp/nanimono/nanimono-hyoushi.htm

  • 多くの書籍がわかったことをメインに書かれている中、
    この本は何がわかっていないことかを中心に書かれています。
    なので、一般向けの優しい地球科学の本ではありますが、
    入門編ではありません。

    章末には、その章で扱ったテーマの「わかっていないこと」が
    簡潔にまとめられていて、頭を整理するのに役立ちますね。

    学校の教科書はほとんどわかったことしか書かれていません。
    もちろんそれが最優先ではあるのでしょうが、
    過程をすっぽかして結果だけ書いたのでは科学ではありません。
    それに、科学万能思想に陥りがちです。
    もう未解決なことなどないと。
    それは自然に対する謙虚な心さえも失わせてしまいがちです。
    一方、わかっていないことばかりを書くと、
    科学不信に傾いてしまう恐れもあります。
    疑うことは大切ですが、むやみやたらでは困ります。
    バランスが大事ですね。

    後半は、地球温暖化や原子力、
    地球の人口問題へと話題が広がっています。
    学問を分野で区切って議論を狭めてしまうことはよくないですが、
    ちょっと外れてしまっているかな、という感も否めません。
    筆者の専門からも外れるでしょうし、
    主観も入らざるをえません。
    一般向けの書籍としては踏み込みすぎているかもしれません。
    地球科学の範疇である事柄もありますから、
    一概には否定できませんが。

  •  著者は麻布中高の理科教諭。地球科学の話題を広く紹介。月の起源,海水の起源,生命の誕生と進化,大量絶滅,プレートテクトニクス,地震,気候変動などなど。
     それにしても第12章の「原子力の諸問題について」は異色。「地球について」からはだいぶ離れてるようだけど,一番熱っぽく語ってる。低線量被曝の影響とか,放射性廃棄物をどうすればよいか,原発のコストは?とか「まだわかっていないこと」をいろいろ挙げてる。
     まあ,人間と地球の関係を考えると,確かに原子力の話題は避けて通れない問題。続く第13章の「地球の定員について」では,太陽定数や耕地面積から地球が支えられる人口がどれほどか,大雑把に試算している。結論は結局よくわからないということになるんだけど。

  • 人間がまだ理解できていないことはたくさんある。自然に対する謙虚さを失ってはいけない。
    そして、広い視野に立って物事を見る事の重要さを再認識させられた。

    本部長の推薦図書だけあって、面白かった!

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著者プロフィール

1949 年 新潟生まれ1968 年 東京都立立川高等学校卒業1973 年 名古屋大学理学部地球科学科卒業1973 年~2015 年 麻布中学校・高等学校教諭(理科・地学)●物理や化学みたいな分析的・個別還元主義的な自然の見方以外に、まず総合的・全体的に対象を捉える方法もあるということを伝えるのを目標に、中高一貫校で40 年以上、理科の“地学” を教える。教えた 生徒数は延べ人数で7000人~8000人くらい。●自分の備忘録を作ること、中高生に宇宙と地球と人類について何がわかってきたのかということを伝えるのを目標にホームページを公開している。http://www.s-yamaga.jp/●著書『君たちの地球はどうなっているのか そして、どうなっていくのか-かけがえのない地球-』(麻布文庫)、『一冊で読む 地球の歴史としくみ』、『地球について、まだわかっていないこと』(以上、ベレ出版

「2016年 『科学の目で見る 日本列島の地震・津波・噴火の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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