科学の世界のスケール感をつかむ: もしも地球がメロンの大きさだったら (BERET SCIENCE)

  • ベレ出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860643676

作品紹介・あらすじ

もしも地球がメロンの大きさだったら、月はそのメロンから4メートル離れたところを周回する直径3.5センチの卵です。水星は?金星は?太陽はどのくらいの大きさ?そして地球からはどれくらい離れているのでしょうか。太陽系を一枚の紙に描いたイメージ図を見たことがある方も多いかと思いますが、実際のスケール感はそれとはほど遠いものになります。本書では極大から極小まで、科学の世界の途方もないスケール感を、身近なものに例えながら、豊富なイラストとともに「体感」し、「つかんで」いきます。

感想・レビュー・書評

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  • 20190519読了。

    hontoでおもしろそうな本ないかなぁと探していて見つけた本。
    身近にある人間が知覚できる大きさ・速さ・重さを、仮に変えてみたら他のものはどれくらいになるだろう?ということを通してスケール感を学ぶ本。

    例えば、地球がメロンの大きさだとすると太陽の大きさは気球。お互いの距離は東京駅と新橋駅間くらいの距離で、同じ太陽系の海王星は鎌倉あたりに位置することになる。といったかたちで知覚レベルスケール感に縮尺して表現してくれる。
    わかりやすく、それゆえに圧倒的なスケール感にあたまがクラクラしてくる。

  • 宇宙や微生物など、さまざまな分野のサイズを身近なサイズに変えて元のサイズを実感してもらおうという企画。
    いろいろ頑張ったけど、リサイズしても実感がわかないものが多々あったのは、私の感性が乏しいのでしょうか。

  • 科学の本はあまり難しくなければ大好きなのだが、数字に弱いため、出てくる数字がすごく大きかったり(宇宙や地球の歴史など)小さかったり(原子より小さいもの)するととたんに具体的に想像するのが難しくなってしまうのだが、この本はそういう人向けに、大きな数字を(比率はそのままに)小さくしたり(地球がメロンだったら、月は4メートル先にある梅の実)、大きくしたりして(原子核がパチンコ玉なら原子は上野動物園の広さ)イメージできるようにしてくれる。ありがたい。
     内容は多岐に渡るので、一気に読むと最初の感動が薄れるというか、ありがたいと思わなくなってしまうので、手元に置いておいて、気になるところを時々読み返すといいと思う。子どもと接するひとは、教えると感心してもらえるし、子どもでなくても実は私のように数字に弱い大人は多いので、スピーチなどにも使えると思う。
     いい本です。イラストが多くてとにかくわかりやすい。

  • 観点は面白いよね。

  • ■具体的なものに例えると
     大きさ等を実感できる。
     

  • 気軽な読み物。科学を楽しく体験するにはいいが、本書意外にもよくあるパターン。繰り返し読む物ではない。子供に科学の興味を持たせるためには有効?。

  • この手の本は、着眼点の面白さが本の評価を決めてしまう。
    その意味では、スケールを自由自在に変えて表現する方法は成功していると思う。

  • 地球がメロンだったら月の大きさは...
    そんな例えが面白そうで購入。
    大きいものは銀河から、
    小さいものは原子やクオークまで、
    いろいろな物の大きさや重さを、たくさんのイラストで実感を持てるように示してくれます。

    大人のわたしも楽しんでますが、学校の子どもたちはさらに喜んで読んでいました。
    普段は学習に意欲を見せない子も、
    「この本貸してくれませんか?」と目をキラキラ。
    買って本当に良かった本の一つです。

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著者プロフィール

1967年、東京都生まれ。
東京大学理学部物理学科卒業。博士(理学)。
専門は宇宙物理学と観測装置開発。
理化学研究所、NASAゴダード宇宙飛行センター、東京工業大学、早稲田大学などの研究員を経て国際基督教大学ほかで教鞭を執るかたわら、科学のおもしろさを一般に広く伝える著作活動を展開している。
著書:『宇宙はどこまでわかっているのか』 『言ってはいけない宇宙論 物理学7大タブー』(幻冬舎新書)、『身のまわりの科学の法則』 (中経の文庫)、『科学者はなぜウソをつくのか ―捏造と撤回の科学史』(dZERO)、『知れば知るほど面白い宇宙の謎』(三笠書房)、『物理学、まだこんなに謎がある』『科学者たちはなにを考えてきたか』『科学の世界のスケール感をつかむ』(ベレ出版)など多数。

「2020年 『宇宙の謎に迫れ!探査機・観測機器61』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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