歴史の見方がわかる世界史入門

著者 :
  • ベレ出版
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本棚登録 : 172
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860643935

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパの近現代史を学びながら、歴史を読み解く視点も身につく。さらに臨場感あふれる解説で歴史の決定的瞬間も実感できる一冊!

感想・レビュー・書評

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  • 高校時代日本史選択だったため、世界史の知識が不足してると感じ購入。
    中世から現代までの歴史が流れるように書かれており、まるで小説を読むようにスラスラ読むことができた。

    第一次世界大戦や第二次世界大戦、冷戦によって引き起こされた朝鮮戦争、キューバ危機、ベトナム戦争などの惨く悲しい出来事が、すべてこの100年以内に起きているのだから驚きである。
    それに比べ今は平和である。私たち女性にも選挙権が与えられているし、黒人も人権を持っているし、毎日死の恐怖にさらされることもない。いい世の中である…と言いたいところだが、民族同士分かり合えず、未だに紛争を繰り返すパレスチナのような地域もある。
    いつかは全世界に平和が訪れる日が来ることを祈ってやまない。
    そしてそのために我々がどうあるべきか自分なりの考察を持ちたい、またそのためにももっと歴史を学びたい、そう思わせてくれる一冊であった。

  • まさにタイトル通り!

    ルネサンスから現代までの世界の動きを俯瞰的に紹介。
    ただ史実を順に並べるのではなく、
    その"流れ"や"背景"が解説されている。

    さらに、
    背景の本質を「歴史の見方」として
    一般化し整理することで、
    歴史と今は完全につながっていることに気づかされる。
    とても面白かった。

  • 今現在に生きる歴史の見方が綴られた入門書。
    ISISの残虐性が叫ばれている現在、もちろん彼らを擁護するわけではないが、たかだか数百年前の時代にはもっと多くの人間を巻き込んだ縄張り、宗教の覇権を巡る闘争が国家によって行われていたのだ。いつの世も人間の本質は変わらないと気付かされた。
    そうした欧州の長い血に塗られた歴史を見ると、EUという共同体の脆弱性を不安に思うばかりである。

    地図の掲載がなかったため、星四つ。

  • 世界史がメイン。とっても面白かった!!!
    いまの社会に訴えかけることも多い、歴史を流れでつかむために最適な良書。

  • 詳しい事までは網羅されていないようですが、中世以降の歴史を一通り眺めることのできる本でした。戦争の場面などは、勢いのある文体で描かれており、飽きさせない構成で非常に良かったです。また、本書のテーマでもある、「歴史の見方」も明確に述べてあり、今後の歴史の学習に活きてくるのではないかと思います。世界史を学び直そうという方にぜひお勧めしたい一冊です。

  • 世界史が面白いと思わせてくれる。いやぁ、良い本です。

  • そのできごとにどういう意味があったかという視点。ヨーロッパを主人公にしているのもわかりやすい。

  • 予備校講師が贈る、「ヨーロッパ近現代史入門」&「歴史の見方入門」。

    本書の性格は二つ。
    まずは、現在の世界がなぜこのようなのか、を理解するために、ルネサンス以降のヨーロッパ史を分かりやすく解説している。
    歴史の流れを説明するのに、数多くの方法がある中で、入門書ということでシンプルに因果関係を整理することで、何故このような流れで展開していったかを大変理解しやすく解説している。
    もう一つの性格は、今後も歴史を勉強していくにあたって有用と思われる「歴史の見方」を読者に身につけてもらおうという試みである。
    「歴史の見方」と書いたが、その中身は「歴史の法則・パターン」といったものになっている。もちろん、人間社会の出来事に完全に普遍的な法則というものは存在しえないのだが、やはり「こうなったら、こうなる」というある程度の傾向はある。
    それを実際の歴史に即して学んでいくことで、今後ほかの歴史を学ぶときや、現代の政治社会を見る際に、その背景を理解する力を養い、次の展開を予測する基礎とできるものである。

    二つの試みに一貫している姿勢は、とにかく噛み砕いた平易な言葉で因果関係を説明していくことで、ここまで築き上げられてきた歴史も我々と同じような「人」が積み重ねてきた、身近なものだということを感じ取ってもらおうという著者の想いであるように思う。

    歴史的事実を学ぶ本としては物足りないものの、それを補って余りある、良い入門書になっていると思う。

  • ヨーロッパ近現代史を見ながら、「歴史の中でよくある法則」をピックアップ解説してくれます。
    ・科学力とは軍事力
    ・組織が外に出るときは内が固まっているのが必須条件
    ・危機は団結を生む&独裁を生む
    ・勝つ組織は変化に対応できる組織
    などなど、あらゆる時代にありがちな法則がところどころにまとめられていて、これらがあてはまるところにも注意書きが入っています。おかげで、今まで読んだ世界史関係の本の中で最もわかりやすい本と思いました。
    読んでいる間は個々の時代の話を読んでいる気がしますが、読み終えると大きな視点で理解できたような気がします。

    そして、ただ理解するだけでなくて考えさせられることも。
    読み終えて思ったこと・・・
    「なるべく真実に近い歴史を学ぶことは大事ですが、それを他人や他国を攻撃する道具にしてはいけない」
    これに気づいて、ここ最近読んでいた本に対する違和感が理解できてちょっとスッキリ。

    また、ヨーロッパ主要国+近現代史に登場する国の国民性について解説してくれているのも分かりやすかった。
    できれば手元に置いて何度も読み返したいので、Amazon探すか。

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著者プロフィール

1983年生まれ。慶應大学文学部東洋史学科、美学美術史学科を卒業。専門は世紀末芸術。在学中から世界史の講師として教鞭をとる。卒業後は都内に世界史専門大学受験塾 史塾 を設立、東大・京大・一橋・早慶を中心に高い進学実績を誇っている。歴史上の人々と同じように「私もあなたも生きている」ということを伝え、「では、あなたはどう生きるか」を高校生に問いかけている。(史塾HP:http://shijuku.jp)

「2015年 『歴史の見方がわかる世界史入門 エピソードゼロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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