雲の中では何が起こっているのか (BERET SCIENCE)

著者 :
  • ベレ出版
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本棚登録 : 116
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860643973

作品紹介・あらすじ

地球を覆う無数の雲。地球は雲の星です。雲の中では水や氷の粒が複雑に動き、日々の天気に大きな影響を与えています。身近な存在の雲ですが、雲の中には多くの謎が残されています。研究者たちは雲について理解しようと、手が届きそうで届かない雲を必死につかもうとしているのです。雲ができる仕組みから、ゲリラ豪雨などの災害をもたらす雲、雲と気候変動との関わりまで、雲を形づくる雲粒の研究者が雲の楽しみ方をあますことなく伝えます!

感想・レビュー・書評

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  • 「次世代の気象学にむけたサイエンスエンターテイメント」

    子供と大人が同じ文脈を共有するのは,
    どんな分野のどんな事柄でも難しいものですが,
    この書は,それをやってのけています.

    絶賛がすぎることが嘘臭い,と思われることを覚悟しているので,動画におさめました.
    https://www.youtube.com/watch?v=z7RJKd6poVo

    なんの打ち合わせも,話す内容も決めずに,娘と妻と一発撮りです.

    小学校3年生の娘がリアルタイムにこの動画の中で描いたイラストは,
    ただ,本書のキャラクターが可愛く,面白い,
    だけではない本質的なことを示していると思います.

    上手いかどうか,ではなく,この本から自然に放たれた「雪片」というものの魅力が彼女に伝わった,
    ということを示していて非常に興味深く感じました.

    映画「アナと雪の女王」を観た後だった影響かもしれませんが,
    何故その形なのか?色々な種類がどうして存在するのか?,
    そんな問いが彼女の中に生まれたことは親としてこの本への感謝しかありません.

    本書から湧き出すその全ての問いに親は必ずしも答えられないかもしれません.

    それでも子供と大人が同じ文脈を共有して,一緒に考え,
    本当に必要なことを見つけ出していくことは,
    答えられるかどうかよりも尊いことではないでしょうか.

    その本質的な土台がこの一冊に正確かつ躍動感を持ちながら,
    エンターテイメントとしても成り立っています.

    だから,気象予報士レベルの勉強にも最高の書であると
    他の方のレビューにもあるのではないでしょうか?

    気象学のバイブルとされる「一般気象学」は,
    数式という前提を必要としていましたが,
    それを全てイラストとキャラクターたちの小気味良いセリフに置き換えているため,
    読み通すのに苦労する,ということは一切なくなっています.

    天気予報という誰もが必要とし,
    利用している技術を支える気象学にとって,
    次世代のバイブルになる珠玉の一冊です.

    雲の中では何がおこっているのか〜雲をつかもうとしている話〜 荒木健太郎 著 ベレ出版

    http://amzn.to/1omBIuH

  • 気象の基礎を学ぶうえで、数式だらけの教科書を読んで心が折れそうになっている人はぜひ読んでみてほしい。

    表現がかなり易しくて読みやすいのに、かなり突っ込んだところまで記述されている。空気塊を「パーセルくん」というキャラクターに仕立てて、気象現象をパーセルくんの挙動として説明している。かなり面白いのに、かなり正確。
    いま気象分野の研究で注目されている現象や、気象予報の精度を上げて行くために詳細を解明すべき問題などについても書かれている。気象の基礎から最前線まで、楽しみながら学ぶことができる。オススメ。

  • イラストはゆるいが内容は本格的。巻末の書籍紹介が更に勉強するためのガイドとして結構役立ちそう。

  • 挿絵が可愛い。かつ、分かり易い。

  • 雲についての話。結構手加減無しに、学者さん達が雲についての話をしているので、ある程度知識を持っていないと置いていかれちゃう。私は完全においていかれた。とにかく、雲についての話を色々としていた。

  • 文章と絵によるわかりやすい解説。筆者は気象庁の研究者で、通りいっぺんな地学の教科書レベルの話ではなくね最新の気象理論が解説されている。単なる高気圧低気圧前線ではなく、エアロゾル、水の相変化や雲粒子の生成消滅を生き生きと描写し、風や雨が生じる理由を深くなっとくできる。筆者のあふれる気象愛も素晴らしい。

  • 娘の11歳の誕生日に贈る。その2。

    わたしがほしいと思って本棚登録だけしてそのままだったこの本、雲のこと勉強したいというので誕生日プレゼントに購入。

    親子で一緒に読んで楽しめる。かなり専門的な内容ではあるが、とりあえず読んでおいてまた中学高校と進んでから読み返してもいいのかも。

  • タイトルと内容が大きくかけ離れており、完全に気象の教科書。用語をキャラクタ化するものの、内容を簡潔に説明しているわけではないので、かえって回りくどい説明になってしまっている。専門用語も非常に多く、見開き2ページで5~10個ほど新しい用語が登場するので、用語の理解にとまどう(こんなに用語を出すなら2冊に分けるか、辞書みたいな用語集で良かったのでは)。
    非常に難しい分野であり、数式を用いない点は初学者にもとっつきやすいかもしれないが、Wikipediaの方が分かりやすかった。半分ほど読んで投げてしまった。

  • 本書は、気象研究所の研究者が、雲についての気象学を、目で見て楽しむ雲、雲粒が作られ雨・雪のふるしくみ、雲が鉛直にのびたり水平に広がったりするしくみ、集中豪雨や豪雪が起きるしくみ、観測や予報の技術にわたって、熱心に語る。(増田耕一)

  • 著者と知り合いなのでお付き合いで。いい内容でしたが、重いのが難点。物理的に重い。

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