新・単位がわかると物理がわかる (BERET SCIENCE)

  • ベレ出版
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本棚登録 : 37
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860644192

作品紹介・あらすじ

2002年に出版され、好評を博した企画のリニューアルです。「単位」の意味を考えることによって、複雑に見える物理の原理がスッキリと理解できるようになります。単位の中には、「量」の性質を決めている法則の内容が凝縮されているのです。今作では新たに視覚や聴覚に関する単位の章が設けられ、放射線の測定に使われる単位などの内容も加わりました。そして、国際度量衡総会で検討される、「キログラムの再定義」という話題にも詳しく言及していきます。

感想・レビュー・書評

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  • 単位とはどのように決まるものなのか、どのような柔軟性があるのか、
    そのようなことを深く理解するには、
    単位系の決め方にも選択肢があることを知るのが重要なことだからです。
    (p178「第9章 電気関係の単位群」)
      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    私たちが当たり前のように使っている
    「メートル」や「キログラム」といった単位。

    そのひとつひとつに、厳密な定義があり、
    また、互いに組み合わせていくことで、
    さまざまな「量」を表現できるようになっている。

    いわば、
    単位とは物理学の成果をつめこんだ「結晶」とも言える。
    一見ちっぽけな「単位」に注目して、
    物理の世界が目指してきたものを明らかにする一冊。

      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    「単位」があるおかげで、
    いろいなものが比較可能になる一方で、
    原発事故の報道にみられたように、
    よくわからない単位が「基準」となって一人歩きしてしまうこともあります。

    この本では単位の持つ定義をわかりやすく示すとともに、
    種々の単位同士の「関係」に分け入ることで、
    物理の世界がいかに緻密に関連し合い、
    組み立てられているか、というのも知ることができます。


    最後に出てくる「自然単位系」の章では、
    あらゆる人為を排した単位をさぐっているうちに、
    単位がどんどん減らされていって、
    「時間と長さが足しあわせられる」といったことまで起こります。

    ぜんぶを理解できたとは、とても言いませんが、
    今までに触れたことのない、奇妙な世界を見せてもらいました。
     それではっ

  • 単位がどうやって定められて、精度という壁が立ちはだかり、光の速度とかセシウム減の振動数といったより普遍な基準を使い再定義が進んでいくという歴史的な経緯が学べてよかった。また、後半では温度や電気関係の単位が長さ、重さ、時間をつかった組立単位であり、さらには重さと時間も長さで表すことができるという話は面白い話ではあるがイメージができなかった。 最後の付録の章の放射線関係の単位については、人体の被ばく量などの話なのでそれまでの話題とは異なっており、物理の基本的な値でもないため、あまり面白くなかった。

  • <紹介者>
    生産 4年生

    <紹介者からのコメント>
    一般的な学校よりも早くから物理を学ぶ高専ですが、
    物理の難しいところは、一度躓くとその範囲が丸々
    わからなくなってしまう可能性があること(物理だけに
    言えたことではないが)。
    そこで、物理の基礎をわかりやすくまとめられている
    この本の出番。良さは読めばわかります。

  • 請求記号 420/W 12

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