新・単位がわかると物理がわかる (BERET SCIENCE)

  • ベレ出版
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本棚登録 : 69
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860644192

作品紹介・あらすじ

2002年に出版され、好評を博した企画のリニューアルです。「単位」の意味を考えることによって、複雑に見える物理の原理がスッキリと理解できるようになります。単位の中には、「量」の性質を決めている法則の内容が凝縮されているのです。今作では新たに視覚や聴覚に関する単位の章が設けられ、放射線の測定に使われる単位などの内容も加わりました。そして、国際度量衡総会で検討される、「キログラムの再定義」という話題にも詳しく言及していきます。

感想・レビュー・書評

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  • 単位がどうやって定められて、精度という壁が立ちはだかり、光の速度とかセシウム減の振動数といったより普遍な基準を使い再定義が進んでいくという歴史的な経緯が学べてよかった。また、後半では温度や電気関係の単位が長さ、重さ、時間をつかった組立単位であり、さらには重さと時間も長さで表すことができるという話は面白い話ではあるがイメージができなかった。 最後の付録の章の放射線関係の単位については、人体の被ばく量などの話なのでそれまでの話題とは異なっており、物理の基本的な値でもないため、あまり面白くなかった。

  • <紹介者>
    生産 4年生

    <紹介者からのコメント>
    一般的な学校よりも早くから物理を学ぶ高専ですが、
    物理の難しいところは、一度躓くとその範囲が丸々
    わからなくなってしまう可能性があること(物理だけに
    言えたことではないが)。
    そこで、物理の基礎をわかりやすくまとめられている
    この本の出番。良さは読めばわかります。

  • 請求記号 420/W 12

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著者プロフィール

成蹊大学非常勤講師、元・東京大学大学院総合文化研究科専任講師。理学博士。1949年、千葉県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。専門は理論物理。研究テーマは、素粒子物理学、宇宙論、量子論(多世界解釈)、科学論など。

「2020年 『物質の究極像をめざして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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