情報通信技術はどのように発達してきたのか (BERET SCIENCE)

著者 :
  • ベレ出版
4.00
  • (1)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 43
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860644857

作品紹介・あらすじ

私たちはパソコンやスマホでインターネットやメールなどの情報通信を日々おこなっていますが、それがどのようなしくみで動いているのかについては難解なためほとんど理解できず、知らずに過ごしています。しかし、この複雑・高度な情報通信技術も、発展過程における節目節目でのしくみを1つずつ理解しながら積み上げていけば、基本的なところは理解できるようになるはずです。本書は、電気のない時代から、電線、電波、光ファイバーによる通信に至るまで、情報通信の発展の歴史を振り返りながら、今までわかるはずがないと思い込んでいた通信の技術を理解していくことを目指します。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とても分かりやすく情報通信の歴史を俯瞰することができた。

  • 請求記号 547.02/I 57

  • いままで見たなかでは一番わかりやすく、現代の通信システムについて、解説してくれている本でした。
    小学校でも入れてもいいとこも、あるだろうなぁ。
    類書、ないし。
    中・高は必要だとおもうよ。

    2017/02/03 更新

  • 腕木通信からFTTHまで、情報通信技術の発達史についての本。
    腕木通信って、見れるのはともかく、いつ情報が送られてくるか分からない気がするのだけど、いつ送るかという決まりはあったのだろうか。まあ、昼じゃないと見れないわけだし、その間は誰かしら見てる人がいたのかな。ただ、これって目が良くなくちゃ無理だな(昔はそんなに目が悪い人は少なかっただろけど)。
    電信が普及したときは、電信線が道路を覆って昼間でも薄暗かったのだとか。日本は現在でも電線が多いと聞くけど、減ってくのだろうか。
    後この本はCoffee Breakという雑学コーナーがあり、それがちょっとおもしろかった。世界で二番目に電話機で話されたのは日本語だとか(1866年の伊沢修二と金子堅太郎の二人)。後、トランジスタを発明した3人は仲が悪かったとか。
    ところで、うちの家のインターネットはFTTHではなくてCATVなのだけど、この本読んでるとやっぱり仕組み的に遅いんだなと。なんか遅いような気はしてたんだよなぁ(その分、安いけど)。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1936年福岡市生まれ。
1959年名古屋大学工学部電気工学科卒業。同年日本電信電話公社(現NTT)入社。電気通信研究所にてデジタル伝送、デジタルネットワークの研究開発に従事。1989年多摩大学教授。同大学名誉教授。工学博士。
電気通信研究所では、わが国最初のデジタル伝送方式の実用化に取り組み、それ以降、高速デジタル伝送方式やデジタルネットワークの研究開発に従事するなど、日本のデジタル通信の始まりから25年以上にわたり、一貫してデジタル通信技術の研究に取り組んできた。
NTTを辞めた1989年ごろから、日経コミュニケーション誌(日経BP社)にネットワーク講座の連載を執筆したのをきっかけに、通信技術をやさしく解説した本を書くようになった。これまでに執筆した主な著書は、『情報通信早わかり講座』(共著、日経BP社)、『通信&ネットワークがわかる事典』(日本実業出版社)、『「通信」のキホン』『「電波」のキホン』(ソフトバンククリエイティブ)、『情報通信技術はどのように発達してきたのか』『「電波と光」のことが一冊でまるごとわかる』(ベレ出版)など多数。

「2021年 『「半導体」のことが一冊でまるごとわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井上伸雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×