その問題、数理モデルが解決します

著者 :
  • ベレ出版
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本棚登録 : 238
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860645687

作品紹介・あらすじ

対話形式で、数理モデルの基礎が身につく入門書。
数理モデルとは、現実の世界で起こるさまざまな現象を数式で表したものです。数式にすることで、その現象の性質を理解したり、その現象に何か変化があるときに、どのように変化するか予測したりできます。
アンケート調査で正直に回答してもらうにはどうすればいいか、商品レビューの信頼度をどう評価するか、ある条件の変化が売り上げの変化の原因かどうかなど、身近なテーマを題材に数理モデルを解説。
統計や確率の記憶がおぼろげでも大丈夫。数学記号の読み方かた丁寧に紹介していきます。
とっつきやすいのに本格派な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 数学で身近な物事を説明するという小説形式の本。
    昔、中学生の男女が身近な物事を数学で解決する、『お任せ!数学屋さん』というシリーズの本があったけど、この本はそれの大学生~社会人版といった感じで、数学が苦手な大学生(途中から社会人)の女の子が同じ研究室の男の子と数学を用いた数理モデルで物事をとらえるという話。
    さすがに大学生ということもあってか、『お任せ!数学屋さん』シリーズと比べるとかなり難しかったし、正直よく分からないものも多かった。中には、この主人公、最初こそ数学が苦手で「ちょっとなに言ってるかわからない」とよく言うものの、その後は割とすんなりと分かってることが多くないか? と思う場面も多かった。
    後、よく聞くけど、通勤時間については、長いとストレスが貯まり、生活満足度が低下するのだとか。ブルーノ・フライという人によると、通勤時間22分増える満足度の低下を埋め合わせるには、月給を470ユーロ(約6万2500円)増やさないといけないのだとか。自分も通勤時間が長いのはいやだし、もう少し近いところに一人暮らしでもしようかな。
    オークションの第2価格封印入札というルールは初めて知った。入札自体は1番高い金額を提示した人になるのだけど、金額は2番目に高い金額になるらしい。それを行うことにより、参加者が本当に希望する価格をいれる確率が高くなるのだとか。正直、なぜそれで希望価格になるのか分からなかったのだけど(むしろ、それからかなり高い金額で入札しても、2番目の価格で買えるってことにならないのかと)、ちょっと覚えておきたいと思った。
    なお、主人公の女の子はガンダム好きという設定で、いくつかガンダムネタが挟まれていたのだけど、それについては全く分からなかった。ガンダム好きの人には多分、面白いのだと思う。

  • 理系ですが、式の持つ意味や仮定の理由をわかりやすく説明していて読みやすかったです。

    無味乾燥な定義→定理→証明→練習問題を読み続けるより、花京院と青葉のなんとはない会話を読んで息継ぎながらだと、読み続け易いように感じました。

    割かし式はがっつり書いてありますが、時間的には一般書を読むくらいの時間で読み切ることが出来ました。

  • 面白いと思います。
    あとがきにもあるように自分でペンと紙を用意してじっくり計算してみたいところです。
    私は残念ながら時間の関係で読んだだけですがそれが残念に思える位です。
    数式の解説や式の分解、途中の解説なども非常に細かく入っていてまったくの数学初学者でもじっくりやればわかりそうな気がします。
    またややこしい数式を飛ばしても話自体が面白く参考になります。
    また各章の最後に参考文献が載っていますがこれにそれぞれ簡単なコメントがついており次の勉強する参考にもなります。

  • 書評にあったように、確かに読みながら紙と鉛筆が欲しくなりますが、数理モデルを具体的に判り易く解説している良書だと思います。トピックごとにつけられた参考文献もとても参考になります。統計的検定の話や馴染みのモデルもありましたが、行動経済学的な視点やゲームの理論などもう少し踏み込んで勉強してみたくなるテーマがいくつもあってとても良かった。特にプロスペクト理論は是非ともカーネマンの原文に当たりたいと思ました。

  • 社会の現象を数理モデルで解析する。数学が苦手な青葉さんと、数学な得意な花京院くんの二人が、青葉さんの持ってきた問題を数理モデルで解決する話で、色々なモデルや統計の話題を解説している。途中で証明問題などが分からなくなったりしたけど、社会の問題を数理モデルで解くことが面白そうと思えた。青葉の「ちょっと、何言っているか分からない!」というセリフを実感しました(苦笑)。

  • ふむ

  • 文系の先生が書かれています。

  • 361.16||Ha

  • これは良書です。特にデータサイエンス系で仕事をする・したい人は必読だと思います。
    扱うテーマがとにかくユニーク。身近にある面白い話題が、なぜそういう傾向になるのかを数学的に証明できる、というのが逐一面白かった。しかも、主人公が「ちょっと何言ってるかわからない」と毎度ツッコむのですが、そのタイミングが絶妙で、思わずうなずきながら読んでました。

    ただ、しっかり(でも分かりやすく)証明をするので計算式が沢山出てきます。それを一緒に手を動かすと理解も進み、面白さも増すと思いますが、流し読みしても数理モデルの面白さを体感できる本でした。

  • 武蔵野大学図書館OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000153723

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著者プロフィール

東北大学大学院 文学研究科 行動科学研究室教授。
関西学院大学 法学部政治学科卒業。同大学院 社会学研究科にて博士号(社会学)を取得。
日本学術興会特別研究員、関西学院大学社会学部准教授(任期制)を経て現職。
専攻は数理社会学。
著書に『格差のメカニズム――数理社会学的アプローチ』勁草書房、
『その問題、数理モデルが解決します』(ベレ出版)など。

「2020年 『その問題、やっぱり数理モデルが解決します』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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