- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860730000
作品紹介・あらすじ
着心地いい普段着のように住まいを着こなしてみよう。住宅のうまさでは定評ある著者のとっておきの設計術。自筆スケッチ、写真など多数織りまぜて単行本初公開。
感想・レビュー・書評
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この人のスケッチが大好き。柔らかい。丁寧。あと、なんかうちのお父さんの字や絵と似てる・・。
自分が考えていることを人に伝えるために、丁寧に吟味して言葉を選んでるのがわかる。建築家でも他のお偉いさんでも、仕事が忙しい忙しいって空気をまき散らしてる人はなんだかイヤなんだよー。その点中村好文さんからはそういうのを一切感じなくて、地に足つけて生活を楽しんでる人とゆうイメージがある。
だいすき!!
この本には直接関係ないことだけど、今日読んだ本の中で三冊も小津安二郎の「東京物語」のエピソードが出てきた・・。すごい偶然では?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
叶わない夢ではあるけど、もし家を建てるなら中村好文さんにお願いしたいと前から思っている。きっと、周囲の環境とバランスの取れた、こぢんまりと住み心地のいい家を作ってくれるに違いない。
ユーモアを交えながらの話が、読んでいてとても穏やかな気分になれた。 -
コンセプトも大事だが建築はモノでもある以上素材の魅力も大事。じっくり煮込んだ薄味。身の丈。心地よさ、生理的な快・不快、触り心地。
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中村好文さんの本に出会って建築を志しました。飄々とした生き方、「建築家兼旅人」を地で行くエッセイ集。クライアント(施主の事)とのやり取りの様子もうかがえます。
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建築家がこれまで手がけた建築の事や、建築に関するエッセイ。
間取りなどの挿絵が入っていて、わかりやすかった。 -
家をたてる
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ユーモアがありちょっぴりロマンティックでもある端然たる老紳士の、四方山話。 ・・というかんじ。「老紳士」・・ってお年も存じあげないのですが。イメージです、イメージ。
建築について門外漢でも、ミルク紅茶片手にゆったりと読み進めてゆけました。
このかたの建てる家は、たとえなにかと不都合があっても、住み手が愛着を持てる家なのではないかと思います。
いいな! -
著者が仕事の合間に書いた作品解説であり、ルポルタージュであり、エッセイであり、気の張らない雑文の寄せ集め…ということで、普段着の中村好文さんを知ることができます。風景描写などは小説を読んでいるような錯覚を覚えるほど美しい。設計図面、家具のデザインなども散りばめられ、それを眺めているだけで幸せです。
秋穂のアトリエ配置図p159がお気に入り。 -
p.49の挿絵のような家が理想
p.51 たたみ一畳の読書室
読書専用の空間に惹かれる
スキップフロアに憧れる -
著書のステキなスケッチを眺めるだけでも楽しいです。
著書の中で、そんなに狭くもない食堂兼居間にダイニングテーブルとソファセットをぎゅうぎゅう詰めに置くくらいだったら、でっかいダイニングテーブルをどかんと置いた方が寛げるし、便利だと述べていますが(確か宮脇檀さんも著書の中で同様の提案をされています。)、僕も実際にそうしてみて納得です。(今はTRUCKのソファ買っちゃいましたが)食事も、仕事も、洗濯物たたみも、アイロン掛けも、生活の多数の部分で大活躍してくれます。