建築のちから

著者 :
  • 王国社
4.15
  • (13)
  • (14)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 110
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860730444

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内藤廣さんは、お高い建築家と思っていましたが・・・
    全くそんなことはなく、非常にバランス感覚のある識者であることが良くわかりました。
    ハッキリ言って、好きです。
    自分が建築を目指し・・・
    才能の限界を感じ、役人になり、様々な建築家の作品、著書を読んできましたが、一番、共感できる建築家です。
    内藤教の信者になりそうです(-_-;)
    益々のご活躍を期待します。

  • 「文章を書くこと」自体について悩んでいる(風に見せかけつつ、単に自己肯定している?)ようなのが印象深い。
    いやいや、一般化のためとか思考自体が生き方だとかそういう言い訳じみた台詞を求めているんじゃなくて、ただ建築をやっていてほしい(講演も年50回やるとかはやめてくれていい)とも思うのです。

    「益田」に関しては、コンテクストや条件にあわせるはもう無理なので、「建築自体の建築的な勝ち」に拠るしかない、とか言っている。
    これも不可解。
    あれだけ社会的な視座に満ちた建築家だとおもっていたのに。
    今回も、設計を行う以上は発注者と「共犯」だとまで、自ら言っているにもかかわらず。。うーん…

    あと、建築家たちやデザイナーの失敗は棚に上げて、行政・施策やこれまでの都市計画を悪者にするかのような様も、なんだかなぁと思うのです。
    全体的に、評論家っぽさが増してきてしまっているように感じて残念。すいません。
    しかし日向市駅のプロジェクトには、設計を受注できなくてもがんばりましたというような、思いを込めていた様子もうかがえた。

  • 大学生のころに発売されてすぐに手に入れた本だが、そのときは少し読んで読むのをやめてしまった。 著者の内藤さんが伝えたかったことと、自分が知りたかったことが違う方向を向いていたからだと思う。

    今になって読むと、とても大切なこと、心構えだったり、建築に対する姿勢だったり、これからの建築に必要とされる考え方が文章の至る所に書き留められている。
    引用文として、今回読んで心に残った文章やこれからの仕事で忘れてはいけないことだと感じだものをメモした。
    たぶんこれは、今の自分がいままでやってきた仕事だったり体験してきたものを通して読み取れた内容だと思う。
    これから先、また色んな仕事をして生活の中で色々なものをみて、それから再度、この本を読んだときには、今回付箋を入れた所とは別の箇所に付箋を入れると思います。

    その時の自分の成長度合いによって、吸収できる所が違って、なんど読んでも、勉強になる本ではないかと思います。

  • 安藤さんの建築に夢をみたと並行して読んでいる。2冊の共通点は超高層にはじまるモダニティ批判でしょうか。
    仕事だったり人情が絡むことになると難しい。
    あと自分の名前が出るようなプロジェクトだと激しくデイティールにこだわってしまう。
    アトリエ系事務所社員にも言えることだね。

    周辺をその地域の人を考えてない。それが氏の言う建物に背を向けるということか。
    色んなエッセンスのある本。
    また読みたい。

  • 著者へのインタビューに際し通読。

  • テンポ良く、内藤氏の建築に対する考え方がわかる本です。

    成功体験、失敗、悩み、怒りなど、等身大の言葉で語られているように感じられます。

    建築、都市、景観、・・・自分はいったいどのような立ち位置でいま取り組んでいるのか。この先どうしたいのか。今、なにをすべきなのか。

    いろいろと興味深いエピソードでしたが、一番印象に残ったのは、建築の更新にあわせて、切らなくていい木を切った建築士への怒り。

    日常にある空間の価値は、100年の時間軸で意識しなければ、利便性や快適性に押し流されてしまう。

    それを主張するのはいったい誰か。だれができるのか。

    景観の本質を改めて考えるきっかけができた一冊です。

全7件中 1 - 7件を表示

内藤廣の作品

建築のちからを本棚に登録しているひと

ツイートする
×