「長男」のための本

著者 :
  • 新講社
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本棚登録 : 10
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860810016

感想・レビュー・書評

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  • 読んでみてフンフンと頷ける本だった。そして、長男って大変なんだと優しい思いになれた。
    社会的、法的背景があった昔と違って、今は兄弟全員平等なのに建前だけは長男で名前だけなのに「長男だから」という意識は残り、周囲からは当たり前みたいな態度に哀れな存在だと思われた。
    嫁の立場で大事に支えなくっちゃと思わせてもらっただけでも読んでよかったかな。

  • 101冊目
    前出の「長女のための本」に関連本として掲載されていた。著者は違います。

  • 最初の「長男的性格」のところは,
    筆者の個人的な他者観察と経験・内省にもとづいて,
    長男であるとか長子でないとかの理由づけ・説明づけを,いわばあと出し的におこなっているだけのように読める
    (「・・・なひとが多い」などの言い回し多用は,自分の周囲の世界での”偏った統計”である印象を与える).
    なので,あまり深刻に読まずさらっと流す.


    興味深かったのは,後半.長男長子の「役割」論.
    なぜなら,他人事ではないから.

    扶養・介護だの冠婚葬祭だの相続だのといった,”家”の深い部分に渦巻く問題の提起.
    情やしがらみ・因縁・金・人間の本性など,人生の負の部分がほとんど集約されているといってもよい悩み事の数々.
    しかも,「長男長子だから」という理由でそれらを押しつけられそうになってしまう,あるいはそれらに対して実際に責任をもつ運命にある,日本の長男長女たちの不条理.


    これらに対し,著者は「一度は肩書きをおろしてもいいだろう」「他人に頼ることも必要だ」「ホンネとタテマエは,うまく両立させることもできる」と言葉を贈る.

    こういった話は,実用書や解説書を読むだけではわからない.
    現代の人は,家の切り盛りについて,先人のはなしや励ましを聞く機会が少ない.

    気持の準備,心構えづくりという意味で,
    参考になる本だったと思います.

  • 「「長男」のための本」

    著者 斎藤茂太
    出版 新講社

    p31より引用
    “最後にはヤケ気味になって、
    親からの財産を競馬につぎ込んだり、
    一日中酒を飲んでいるような、
    ちょっと困った長男ができあがる。”

    精神科医である著者による、
    長男を取り巻く環境等についての一冊。
    長男の方だけでなく、
    その周囲の人間についても書かれています。

    上記の引用は、
    ぐうたらな長男が出来上がっていくことについて、
    書かれた中の一文。
    別に長男に限らず、
    この様な困った人が家族の中に出来ないように、
    気をつけたいと思います。
    長男自身の方はもちろん、
    長男との関わり方に悩んでいる方に。

    ーーーーー

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著者プロフィール

精神科医、医学博士

「2017年 『老いたら、笑顔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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