子どもの幸せにとって「いるもの」「いらないもの」

著者 :
  • 新講社
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本棚登録 : 15
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860810276

感想・レビュー・書評

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  • 著者の考え方や思想を、強く感じた内容でした。

    一番インパクトを感じた文章は、p164

    子どもの幸福に「いるもの」は、一緒に我慢してくれる親の笑顔です。
    子どもの幸福に「いらないもの」は、与えることで我慢を忘れさせる親の笑顔です。

    ...という、言葉です。

    自分なりに、子供に良かれと思って、ものを与え、環境を整えて、子育てしているつもりが...先回りして子ども自身の意欲を奪っていることもあったかも...と、反省させられました。

  • 概ね頷ける内容だった。

    子供が自発的に求める前に何でもかんでも与えてしまうと我慢を知らない子になる。満足感、達成感を得られなくなってしまう。

    私自身、両親に多分に習い事や経験、モノなど与えられてきたが、常にぼんやりしていた。歴史の漫画や小学生向け新聞、ピアノもプールも受験塾も、インド・フランス・イギリスなどの海外旅行世界遺産観光もぼんやり。結局三十路になって「人生で獲得したな」と思うものは社会人になって自分の稼いだお金で習い始めたドラム。新婚旅行で行ったハワイ。両親がしてくれたことを全て無駄だとは断言できないが、そこまでしなくてよかったんじゃないかと思うことは多かった。

    自分が親になった今、育児の正解は分からないがとりあえず子供本人がやりたがったり欲したりした時に与えることを考えていこうと思う。

  • 友人に貸そうと思ってざっと読み通した。
    うーん、やはり良書だ。
    特に、男性に読んでもらいたいけれど……。

    「辛い我慢」ではなく、「楽しい我慢」を勧めているのがいい。それは決して不幸ではなく、幸福なことだと私も思う。

    百均が至るところにある日本は物で溢れているから……。

  • モノがあふれる豊かな時代だからこそ、少ないモノで人生を楽しむという贅沢がある。
    …なるほど。
    この本が出版されたのは10年前ですが、今はその頃よりももっとモノが増えてきました。特に最近はスマホでのゲーム、買い物が気軽にできます。
    そんな世の中を生きていく中でこの考え方は、あふれるモノに振り回されないためにも重要なのではないかと思いました。
    心の隅にとめておきます。

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著者プロフィール

1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。

「2018年 『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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