「感情の整理」が上手い人下手な人―感情コントロールで自分が変わる (WIDE SHINSHO)(新講社ワイド新書)

著者 :
  • 新講社
3.38
  • (22)
  • (47)
  • (71)
  • (15)
  • (7)
本棚登録 : 634
感想 : 74
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860811808

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 言い尽くされた感はありますが認知療法的にも感情が変わればモノの見方も変わるといいます。
    感情のコントロールというか整理ができればそれだけで日々安心して暮らせるというものです。
    ハタから見ればそれが性格にまで昇華されますよね。

    僕はオタクでネクラな性格ですがあえて明るく振る舞うことで本質を隠せています。
    最近では自分の性格がどっちやったかわからなくなるくらいですσ^_^;

    悪口を言わないとか表情を明るく作るとか機嫌良く過ごすことの大切さが書かれています。
    著者の本を読んで自分のやってることの正当性が確かめられるようです。
    この本もまた新たな発見もありました。

  • 性格改善で、私もこの5年で、結構変わったと、自分でも思います。

    5年もかけると、大体同じことが本には書いてあるのですが、おかげで、「おぉ、これやってるやってる」などの成長が見れて、嬉しく思います。

    昔は、私も陰気で愚痴ばっか言っていたのですが、今では、愚痴を聞く側になりました。
    周りからは、愚痴聞くの疲れないかと聞かれますが、私自身が愚痴と思っていない節があります(笑)

    人せ楽しい方がいいので、愚痴を愚痴と思って聞かず、ネタにして大笑いするようにしています。

    まーそのノリのせいで、愚痴がまた舞い込んでくるんでしょうけど(笑)

    つまるところ、楽しいか楽しくないかは、自分次第なんです。
    色々な不安を抱えて、思い込みで行動することが多くありましたが、結局、思い込み通りにはならないし、心が疲れるだけだときづいたので、私は一日一日リセットをしています。

    嬉しいことはリセットしませんが(笑)

  • ・悪感情は口に出すと後に残るので我慢しちゃえ
    ・その場の雰囲気や世間体を気にして「いい人」を演じないこと
    ・他人を嫉妬したり恨んだりする人は自分では何もしていないことが多い
    ・フットワークの軽い生活要

    ・心の黄信号キャッチ
    ①思い込み②完全主義 ⇒こうなってきたらやばい

    ・忘れ上手になること
    ・知らないことやできないことを区別する⇒メンツにこだわらない
    ・ヤマアラシジレンマ ⇒うまく付き合うには、くっつきすぎず離れ過ぎず

  • 物心がついたときから課題(解決すべき問題)だと認識しているものの一つに「感情の制御=整理」があります。言葉にする前には必ず、自分の中で感情が発生して、それをどうするかが判断されていると思います。言葉にしてから後悔するのは、自分がコントロールできない証拠なのでしょう。

    この本は今までにも何冊も読ませてもらっている和田氏によって書かれたもので、「自分の感情を制御することで、人間関係にも強くなる」というメッセージが発信されています。

    自分の感情を制御することは、公私にわたり重要なスキルと認識しますので、この本に書かれている内容を参考にして、自分に合ったやり方を確立したいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・地位や実力が備わった人間が不機嫌になるのは、自分を脅かす人間が台頭してきたとき、メンツや対面にこだわるとき、それまでのやり方が通用しなくなる時である(p21)

    ・機嫌のいい人は「自己愛=自分を愛する気持ち」が満たされている、それは人間関係が上手くいっている証拠(p45)

    ・不機嫌な父親にならないためには、気の進まない家族サービスは、はっきりと断るべき(p55)

    ・思っていることを口にできない関係を身近な世界に持ち込んでしまったら、不機嫌な生活から縁を切ることは不可能、一度我慢してしまえば、二度目からは了解事項となる(p63)

    ・感情の老化が起きない老人は、自分に非があればあっさり認めること、相手がどんな人間であってもということがポイント(p68)

    ・1週間に3つの楽しい予定を入れると、残りの4日間も楽しくなる、不機嫌な人の毎日に欠けているのは、こういった楽しみの種である(p75)

    ・機嫌のいい人は、小さなことでもそれをやり遂げた時に自分を褒めることができる(p77)

    ・他人を嫉妬したり恨んだりする人間は、たいていの場合、自分では何もしていないことが多い、テーマや目標を見据えてその実現に努力する気持ち(自分自身の世界)を見つめる気持ちが無いから他人に嫉妬する(p85)

    ・早朝に飲む一杯のコーヒーに幸せを感じる場合、それを家の中のどんな場所で飲むか、どんなカップで飲むか、飲む前には何を終わらせておくか、飲むときにどんな音楽や読書をするかがわかっている(p101)

    ・心の黄色信号のチェックポイントとして、1)思い込みが確信になってしまい、聞く耳を持たない状態になる、2)完全主義(p114)

    ・自分の考え方がしっかりしていれば、いろいろな人間と意見が合ったり合わなかったりするのも当然、相手の意見にうなずくこともある、二分割思考は柔軟性がなくなり危険(p120)

    ・忘れ上手な人は、ふだんの生活の中に気持ちの良い時間をたくさん持っている人、身近な人間関係に恵まれて好きな世界を持っている人は、いやな感情が生まれてもすぐに忘れられる(p127)

    ・勉強でもスポーツでも褒められて自信を持った子供は積極的になるので、その子の能力はどんどんアップする。この原則は大人も同じ(p132)

    ・一番大切にしたいのは朝の気分、スッキリと目覚めた朝の気分は、新鮮で活力に満ちている(p135)

    ・たまの遊びも結構だが、感情生活の充実をめざすのであれば、連夜のアルコールよりも毎朝のさわやかな目覚めのほうがはるかに効果的(p137)

    ・自分を信じるとは、まず自分の中の成長願望を素直に信じること(p143)

    ・感情コントロールに欠かせない能力として「メタ認知」がある、それを高めるための習慣として、1)自分の心の状態チェック、2)知らないこと、できないこと、をはっきりと区分すること(p151)

    ・機嫌のいい人の魅力は、その人と一緒にいるうちに、いつのまにか自分の素直な成長願望を受け入れるようになること、ものごとを肯定的に受け止め、どういう事態にも朗らかな気持ちを失わない生き方がそても清々しいと感じる(p154)

    ・EQ(対人関係や感情のコントロール能力に重点を置いた知能の考え方)は、20代よりも40代のほうが高いことは分かっているが、それも40代半ばまでで、後半にはEQの低下が始まる、その原因は脳の老化、老人にしばしば見られる「人嫌い」の現象の元となる前頭葉の老化が、40代後半から始まる(p169)

    ・EQには5つの能力がある、1)自分の感情を正確に知る、2)感情をコントロールできる、3)客観的にものごとを考え、自己を動機づけられる、4)相手の感情を知る、5)社交能力、40代後半から4,5の能力が低下する人が出てくる(p171)

    ・より良い人間関係をつくるには、どういう相手に対しても、ほどほどの距離を置くこと(p184)

    2012年7月15日作成

  • 自分の機嫌を自分でとるのは、できて当たり前だけど
    正直実際難しい
    みんな「健気」に頑張ってるってのはホントにそうかも
    いつも機嫌のいい人でいられるように時々思い出したい

  • 当たり前のことを書いてあるように思えて、意外と出来ていないことばかりだった。

  • 年配の方向けなのだろうか

    あまり新しい発見がなく
    語りも年配の方向けなところが多かった

    もっと論理的に蛇足なく描いて欲しかった

  • これまでいくつか自己啓発や感情コントロールに関する本を読んだが、この本は今の自分に一番しっくりきた内容。

    簡易な言葉で悪感情にとらわれている人、不機嫌な人の例が書かれている所では、コレ自分だ!自分辞典か( ̄□ ̄;)!!という状態。
    なので読んだそばから素直に内容を自分の感情に落とし込んでみたらば、まー楽なこと!

    目から鱗がぽろぽろと…体の歪み矯正の如く、心の歪みを良い位置に治して貰ったような今回の読書。色々実践してみよう(* ̄∇ ̄*)

  • 気持ちの持ちようで、対人関係が変わるという事。

  • それなりの内容

全74件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

和田秀樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×