自分は自分 人は人 -争わない「生き方」- (WIDE SHINSHO175) (新講社ワイド新書) (WIDE SHINSHO 175)

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  • 新講社
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860814472

感想・レビュー・書評

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  • 「自分は自分、人は人」という考え方がベースにあれば強く生きられることだろう。
    心を乱さず穏やかに自分のペースを守りつつ一歩一歩進んでいきたい人におすすめします。

    強烈な自己主張の強い人間が苦手で感情的なぶつかり合いがストレスになり、溜め込んでしまっている人のための“わざわい抜け出しのヒント”を和田さんが提案してくださっています。

    近頃、マウンティングという言葉が一般的に使われているけれども、そんな社会的順位を確認する行為をする人をも余裕で受け止められるようになれるのではないでしょうか。

  • 自分の思うようにものごとが運ばないと不機嫌になる人間がしばしばいる。勝ち負けにこだわる人は幼児性が強いのだ。

    基本は受け答え。相手の立場、年齢、性別にかかわらず、挨拶されたら挨拶をかえす。何かたずねられたらわかっている範囲で答える。親切にされたらお礼を言う。受け身なアクションでいいから、絶対に無視しないで丁寧に明るい声で受け答えする、それだけで気さくな人間になれる。

    相手が知識はないのに思い込みだけが強い人間だとすると、すぐ感情的になられてしまうが、冷静に争わないことを選ぼう。

  • 人にふりまわされるだけではなくで、まわりこういうひとだったと妙に納得されるようになると、ちょっとだけ助けてくれたり、突っ込まれなくなったりしませんか。

  •  久々に自己啓発系の本を買ってみた。
     本書は主に「争いが嫌いな人」の視点で、物事にどう取り組むべきか、どう捉えるべきかが書かれている。私は資本主義・自由主義社会が好きなので競争は正義だという思い込みがどこかあったのかもしれないが、個人的に争いごとは好きじゃないなと改めて気付かされた。
     これは「みんな平等」とかいう社会主義的な考えを肯定するのではなくて、競争原理の中でも周りに流されずマイペースでコツコツ努力を重ねれば、自然と競争に勝つこともできるということなのではないかと思う。また負けたとしても素直に受け入れ、次に活かせる。
     このように自分の考えに芯があれば、社会人になっても仕事や人間関係で上手くやっていけるのではなかろうか。

  • #2981ー38ー277

  • 書かれている内容は当たり前の内容というか道徳的な側面の多い内容でした。しかし、実際に日常的に意識して実行できているかというと意外とできていないこともあり、改めて考え方を変えなきゃなと気づかされる点がいくつかありました。自分の考えややり方に不安が生じたときに読むべき一冊だと思いました。
    全体を通して学んだことは裁定取引に近い考え方を持つことができました。AまたはB どちらに転んでも自身の成功に繋がるという考え方をもって行動することの大事さを学びました。

  • タイトルにあるように、争わない生き方について著者の考えが書かれています。
    自分は争っていると思っている人も、争っていない人と思っている人も自分を振り返るのに良い一冊だと思います。


  • 仕事での人間関係のコツは参考にしようと思った。「浅く広く」。そのためには受け答えだけはしっかりする。
    この本を読んでいて考えたことがある。気が強いひとにはゼロヒャク思考が多いらしい。自分のことを気が弱いと思っていたけど、この本を読んで、実は気は強い方なのではないかと思い始めた。
    目の前にある課題があること、やることがあるのは贅沢なこと。これからも「マイペース」で目の前のことに取り組んでいきたい。

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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