絶家を思う

  • 新講社
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860815530

感想・レビュー・書評

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  • 最近、高齢の父が逝き、一気に家系の問題、墓守り等に否が応でも関心を抱かなければならない私の立場。この本で取り挙げる筆者の悩みは、現代の人口減少日本ではどこの家でも起こるお悩みといえます。
    この本の筆者の先祖は戦国時代、土佐、四国統一を成し遂げた長宗我部元親の末弟、親房です。昨年NHKで放映された真田丸にも登場していた元親の子、盛親は関ヶ原の戦いや大阪冬の陣でも名前が挙がります。この歴史に名を残す長宗我部家は、元々は何と秦の始皇帝を祖とする70代、2000年を超す系譜をもっているというから更に驚きます。長い歴史を持つ家系だけに親房から数え17代目に当たる筆者の悩みは、家の存続。墓をどうする?という問題です。存続できなければ家を絶つこと、「絶家」も考えに入れるというものです。
    徳川家康の時代には改易し、別な姓を名乗りひっそり家を繋いできたという先祖の苦労を思うと簡単に終わらせることもままならない。全国に散らばった長宗我部家、所縁の人々の様々な事情を考えると、先祖の供養といっても一律にもいかない…そして、自分たちはどこに眠るのか…
    我が家系も父の死を契機にあまり関心のなかった家のルーツを辿るうちに、多くの先祖の存在が身近に感じられるようになりました。それこそ先祖代々繋がってきた証しは粗末にはできまい。ということは確かでしょう。

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