暁の円卓 3

  • 長崎出版
3.52
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本棚登録 : 108
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860950453

作品紹介・あらすじ

本書は『暁の円卓』第四之書「暗黒の歳月」の前編にあたります。本書では1930年代がクローズアップされ、この期間にデービッドとレベッカが移動した距離には当時としておどろくべきものがあります。トーキョー、ニューヨーク、ワシントン、パリ、ミラノ、ローマ、ハイデルベルク。20世紀もこの時期になると、交通手段の発達によって、いよいよ世界の距離が縮まってきました。本書での交通手段はそれでもまだ船、鉄道、自動車ですが、やがてここに空の乗り物が加わります。飛行船から飛行機、そして飛行機はプロペラ機からジェット機へ。そうした人間の生活に「スピード」を与える発明が相次いだのが1930年代です。また、デービッドの大切な人々が命を狙れます。しかし大切な出会いもあり、デービッドの人生は明と暗にはげしく揺れ動きます。第四之書は「暗黒の歳月」ですが、闇が深ければ深いほど、光の明るさもより際立つようになるもの。本書ではそうした明と暗の予兆がいろいろなところにみられます。

感想・レビュー・書評

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  • 少しずつ不穏な空気が広がってきているけれど、それが何か決定的なものがわからない。
    ただ、かかわった友人が少しずつ亡くなり、主人公は広く浅く「蜘蛛の巣」のように暁の円卓を倒す為のネットワークを張り巡らすことを提言される。

  • おとといあたりからちょこちょこ読んで、きょう読了。暁の円卓シリーズ第三巻。
    国々を飛び回るデービッド。少しずつ情報は集まっていて、でもまだまだピースはそろわない。といったストーリー展開とは別に、やっぱりデービッドが鼻もちならないと思ってしまうのだけど、しょうがないのかしら…。盲信をきらうわりに、恋愛信仰への迷いのなさは強いよなぁと思ったり。うーん。
    ともかく最後まで読んでみないと何ともいえない、かな。

  • (推薦者コメント)
    以前から読んでみたいと思っていました。20世紀の100年を描いた壮大な歴史ファンタジーだそうなので、21世紀を生きる私たちにとってもファンタジーの世界から歴史を振り返るのは面白いことだと思います。全9巻ですが、とりあえず1巻だけでも読んでみたいです。

  • 2008/6/7

  • 暗黒結社 暁の円卓との戦いのため、ヨーロッパが舞台になります。バチカン、ローマ、ドイツとヨーロッパ各地をまさしく逃亡と追跡の日々。ドイツにしばしとどまり、この時代に多大な影響を与えたある人物との出会いとまた戦い・・。歴史を知っていると一所懸命主人公が平和のために画策しても、絶望的にも思えますが、第二次大戦前のドイツの詳細な戦争までの様子を知ることができ深さを感じます。

  • 作者がその時代のその場所に、本当に居合わせたのではないかと思えるほどの臨場感。読んでいるだけでも世界歴史旅行気分。

  • 戦ってます。

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