春のめざめ: 子どもたちの悲劇

著者 : フランク・ヴェデキント 酒寄進一

• 長崎出版 (2009年1月1日発売)

作品紹介・あらすじ

綺麗な女の子を見ると、みんな首がないように思える-そして突然、ぼくの方が首のない女王さまのような気がしてくる。…だれかの首をくっつけられそうな気持ちになるんだ。2009年4月開幕、劇団四季ミュージカル「春のめざめ」原作。

感想・レビュー・書評

[Elieさんの感想 · 2020年6月21日]

14歳の彼らが交わす、秘密めいた会話が生き生きと脈打っていました。誰しもが興味を持っているけれど、とても大きな声で聞き得ないことに、後ろめたさよりも好奇心が先立つ様子が感じられ、コウノトリの正体がどうのというより、なぜ当然の営みを大人たちが顔を真っ赤にしてひた隠しにするのかが理解できない、といった風です。

舞台設定当時の情勢を揶揄するような表現や、様々な暗喩がそこかしこにあって、正直解りにくい面もありましたが、面白い作品でした。

[大分読書コミュニティBunDokuさんの感想 · 2018年7月21日]

2018年7月21日に紹介されました！

[ぷぷさんの感想 · 2012年8月18日]

劇団四季の舞台「春のめざめ」の原作。
１００年も前のものとは思えない刺激的なお話。

[ヨウさんの感想 · 2012年1月22日]

首のない女王様

[yaoyanさんの感想 · 2011年6月30日]

劇団四季の春のめざめを観たあとに読んだので、ミュージカルを思い浮かべつつ読んだ。
ミュージカルとは少し違った印象が残ったなという感想

[tabidokushoさんの感想 · 2011年6月25日]

モスクワ、ロシアなどを舞台とした作品です。

[きゃしーさんの感想 · 2009年9月20日]

トニー賞受賞のミュージカルの原作。
大人になると自分たちが子どもだったときのことなんて忘れてしまうのだろうか。。
大人っていったい子どものことを何だと思ってるのか。
悲しい、本当に子どもたちの悲劇といったお話です。

[Elieさんの感想 · 2009年6月7日]

劇団四季ミュージカルの原作本。舞台は未見ですが、今期公演中に可能でしたら、観たいと思っています。

14歳の彼らが交わす、秘密めいた会話が生き生きと脈打っていました。誰しもが興味を持っているけれど、とても大きな声で聞き得ないことに、後ろめたさよりも好奇心が先立つ様子が感じられ、コウノトリの正体がどうのというより、なぜ当然の営みを大人たちが顔を真っ赤にしてひた隠しにするのかが理解できない、といった風です。

舞台設定当時の情勢を揶揄するような表現や、様々な暗喩がそこかしこにあって、正直解りにくい面もありましたが、面白い作品でした。

[kuromamemaさんの感想 · 2009年5月23日]

読みやすくかつおもしろい。
思春期に特有な問題がほとんど網羅された戯曲。
ミュージカルのspring awakeningは好きだけど、オリジナルに忠実な
ものとは大分雰囲気が異なるのかしら。
読み物としては、豊富な注釈のおかげでセリフに込められた二重の意味に
気づくことができるのでわかりやすい。

[まさんの感想 · 2009年4月3日]

今度四季でやるので読んでみました。思ったより深刻な話でした。いや、本当に悲劇でした。こういう視点はキライじゃないです。