健康不安と過剰医療の時代

  • 長崎出版
4.25
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本棚登録 : 32
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860954901

作品紹介・あらすじ

私たちに「健康不安」を抱かせる現代社会のからくりとはなにか。リスク管理の要求される社会では、個人の心身への関心が高まる。その構造の中で巧みな意識操作が行なわれ、健康不安も煽られている。その場合の「健康」とは実態ではなく記号化された何物かに過ぎない。我々の内なる「健康への意思」が何に由来するものかを見抜き、惑わされず流されずに対処して生き延びるための知恵。

感想・レビュー・書評

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  • 予防医療が盛んになると、健康でなければ生きている価値がないような価値観が生まれ、安心して病気養生することが出来なくなる危険があるんですね。
    今のところ病気と事故は「不運」であって、傷病時は雌伏して待つしかないという認識がありますが、病気やけがをしたことに罪悪感を持たねばならないとしたら、ストレスで治りが悪くなりそうです。
    90歳まで生きた人はその生活習慣が本人に合っていたからそこまで生きられたのであり、90歳の人に血圧を下げるために生活習慣を改めろなどと言うのは愚の骨頂だという論には感心しました。
    つまり、痛いとかかゆいとか、症状が出てから病院に行けばいいのであって、検診は不用ということですね。はい。

  • 広く喧伝されていることが、真実なのかどうか。
    声が大きい人の意見を聞きいれるだけではなく、
    必要な物は自分で選ばないとね

  • CTやバリウム検査、レントゲン検査等により世界一検査による被曝量が多い日本。意味のない検査ややらない方が良い検査、メタボリックシンドロームにまつわる不合理や利権構造、血圧基準値を下げることによる降圧剤の売上増加、医療が病を産む現状などについて様々な医師や医療関係者の論稿を集めた本。「健康のためなら死んでもいい。」は、いい得て妙。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:498.04||I
    資料ID:95120566

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