Wabi-Sabi わびさびを読み解く for Artists, Designers, Poets & Philosophers

制作 : 内藤ゆき子 
  • ビー・エヌ・エヌ新社
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本棚登録 : 68
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861009136

作品紹介・あらすじ

本書では、「わびさび」を美的趣味としてではなく、体系を持つ美の哲学として、モダニズムなどの西洋の美意識と比較しながら、明晰な言語化を試みている。1994年の初版の刊行(英語版)から20年以上読み継がれ、「Wabi‐Sabi」の流行を生み、ひとつの美的概念として一般化させたのが本書である。近年では、企業哲学としての「シンプリシティー」を学ぶ原典としても愛読されている。

感想・レビュー・書評

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  • 「わびさび」という概念自体に超論理主義的な性格があるからか、これをあえて語りつくそうとはせず、100ページそこそこの余韻を残す簡素な作りの本。体裁はたいへん味わい深い。このボリュームで定価2,000円は、なかなか数寄者でないと手が伸びまい。

    著者曰く「わびさび」とは、未完成で変化があって、規格化されておらず無限の解像度を持つ(フラクタル)モノやコト……と、いうとそれは自然の秩序(Nature)そのものなわけで、そこに美しさを見出そうとする努力と感性は、いかにも“東洋趣味”的ではある。

    けれど、概念を明確に言葉で定義しないことにこそ「わびさび」の本質があるなら、これを“論理的に読み解こう”とする姿勢はそもそも野暮なのかもしれない。

    その起こりは美学を履き違えた拝金主義者の成金趣味へのカウンターであり、日本人特有の婉曲的な自然主義の啓蒙運動でもあったのだろうが、それゆえ曖昧であるがゆえに過度に神話化されてしまった側面もあり、悩ましい部分もある。

    いずれにせよ日本という国は、ぼんやり曖昧な境界のない自然の秩序とともに歩いてきたし、おそらくこれからもそうなのであろうなと思っている。

  • シンプル

  • アメリカ人の編集者である著者が「わびさび」について解説した本で、日本でわびさびが忘れられつつあることを危惧して書かれたそうです。わびさびについてシンプルにまとめられたのは外国人として日本の価値観を客観的にみることができたからでしょうか。わびさびとモダニズムの比較は新鮮でした。

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