わかってほしい

著者 :
制作 : YUKO 
  • クレヨンハウス
3.77
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本棚登録 : 73
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861010170

作品紹介・あらすじ

虐待はひとを憎むこと自分を憎むことをおしえてしまう。愛されていないのか愛されているのかなんで自分が生きているのかさえもわからなくなってしまう。それでもいつかこんな自分も含めてすべてを愛してもらえる…どうしてもどうしてもそれがあきらめきれない。虐待をする親でも子どもにはそのひとしかいない。このことをどうかわかってほしい。こころから。

感想・レビュー・書評

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  • 泣いてしまった。なんて苦しい、切ない
    。虐待されてた時の子供の気持ちが、痛いほど突き刺さる絵本。どんな親でも付いていくしか選択肢がない。あまりにも残酷で、でも虐待されてる子はこれが日常なんだと思い知らされる。

    こういう本があることで
    救われる子もいるかもしれない。
    これから子供を産む人にもぜひ読んで欲しい本。

  • 子供を図書館へ連れていったとき、自分にも時間があったので、アート、芸術、デザインの本を物色していたときに、陳列している本のなかで、この本だけが目に入った。手にとったときに赤色一色とイラストとタイトル、なんだか読まないといけないような衝動にかられ、扉を開いた。
    絵本なので、読み終えるまでそんなに時間はかからなかったと思うけど、その時間はこの絵本の世界。
    鳥肌がたち、ただただ、一枚一枚めくっていたと思う。
    虐待をテーマにした一冊。
    シンプルにイラストと文字でうったえかけてくる。
    それが痛いほどよく分かり、理解でき、やはりあってはいけないことだと痛感する。
    絵本のなかに並んでいるが、こどもにはまだ読ませたくない絵本やな。

  • 虐待された子供の気持ちなのだろうけれど、怖すぎる。
    子どもには読ませられない。お母さんに向けての絵本なのだろう。子どもを虐待することなく、育ててあげてほしいなと。願いを込めて。

  • 虐待される子どもの心境を描いた絵本。最初の見開きを除き全ページ表紙同様真っ赤な背景で、作品の強烈さをより高めています。ページをめくるにつれ、ボロボロになっていくぬいぐるみ。そしてこんな目に遭う理由を自身に問いかけ苦しみ、次第に相手を同じ目に遭わせたいと気持ちが変化する一方、真の願いは別にあるのだと示すラスト。問題提起系の絵本を久々に読みたいなと思い、以前見つけたこの作品は良いだろうと考えた末の読了ですが、これは重すぎる。胸が苦しく頭がクラクラしてきた。何か別の絵本を読んで癒されたい……。刊行から10年以上経過した2016年、この本がネットで話題になり著者MOMOさんがインタビューに答えていました。くわしくはこちら→ http://m.huffpost.com/jp/entry/10602956 著者MOMOさんと絵担当のYUKOさんのあとがき冊子はなかった(図書館本なので添付されず)ので、著者が受けていた虐待が二十歳まで行われていたことを知り驚き。また、出版後に実父から謝罪され、いまは年に1度会っているようです。

  • この感想文の筆者自身が受けた虐待ははたして虐待といえるかどうか戸惑ってしまう。

    虐待がひどければひどいほど語れなくなり、周囲の環境はそれを語ることと向き合わないというサインを示し、虐待を受けている当事者である子どもは、そうであることを鈍麻させられていく。

    かつて自身の虐待を語れす、今も語ることを拒否され、すぐ身近にある虐待にさえ手助けすることに大きな障壁があることの苦しさを拭えない。

    その苦しさがこみ上げてくる一冊。

    でも、やはりこの本から目を背けることはできない。

    子どもに読ませていいか悪いか、それは受け取った子ども自身に任せるので良いのではないか。

    この感想文の筆者自身、未婚、子供なしだが、子どもがいつ読む時期を迎えてもいいように、側においておくべきかと思う。

    最近タリーズや上島珈琲店など絵本を置くカフェが増えたが、こういった本もその中に混ぜてほしい。

  • 言葉が出てこなくなる。
    私にはインパクトが強いのかな。

  • とてもシンプルでありながら、メッセージ性が半端ない大人向けの虐待を題材にした絵本。
    ひたすら描かれているのは、一匹のクマの縫いぐるみのみ。
    でも、ページを進める毎にボロボロになっていき…。
    最後の「あいされたい。」が重いなぁ。

  • 鳥肌総立ち。
    最後のページのボロボロのぬいぐるみの絵でグサッとやられた。図書館の真ん中であやうく泣くとこだった。
    しかもページ全部赤いから本閉じてもしばらく視界がはっきりしないっていう。

    虐待されても、愛してもらえなくても、子どもには親しかいないのだ。
    「同じ目にあわせたい」っていうのがどんな意味かわからなかったけど、もしそれが虐待は繰り返されるということだったら、虐待は許されることのない罪だ。

    解釈はともかく、赤地に黒と白の文字というコントラストは衝撃的だし、下手なCMよりよっぽどメッセージ性がある。
    こういう本作る仕事したいなあ。関係ないけど。

  • 衝撃的な、大人のための絵本。
    「子どもに、ついつい手を上げちゃう・・・」という方、
    育児書は難しくても、絵本なら!
    一度は読んでみてください。

  • 赤い、赤い、大人向けの絵本。
    ページをめくるたび、
    暴言と愛おしさあふれる言葉とともに
    くまのぬいぐるみが無惨になっていく。
    耳がちぎられ、目が取れ、足をもがれ、最後には…。

    児童虐待の現実をよく表した絵本。
    あえぎながら読んだ。
    痛くて苦しくてたまらなかった。

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