まるごとおいしい幸福のつくりかた

著者 :
  • クレヨンハウス
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本棚登録 : 25
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861010637

感想・レビュー・書評

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  • 序文にやられちゃいました♥ 幼稚園で泣き止まないAくん。周りがどうやって声をかけても泣き止まない。本人もどこをおとしどころにすればいいのか、すっかりわからなくなり、泣き続けています。そんな様子を傍からじっと見つめていたBくん。Aくんの元に歩み寄り、「Aくん、だっこしてあげようか?」と言ったそうです。「うん。」と答えるAくん。BくんにしばしだっこしてもらったAくんは、一緒に園庭に駆けていった…。すごいことだと思います。普段の人間関係において、私もBくんのような接し方のできる人でありたい。

  • 作家である前に家族の一員の「母親」という役割の周囲の「幸福」を書き留めたエッセイ。人間社会の「幸福」は「家族」を基盤にできてるものなのだなとしみじみ。「家族」と一緒に食事をすることが、一番最初の小さな「幸福」。

  • 25のエッセイと、幸福をかけたお手軽なダジャレ的レシピが紹介されている本。
    出会ったタイミングが大きかったと思うのですが、すごく胸を打つ本でした。
    書かれているのは仕事(大学の先生)で出会った学生や家族などとの、日々のささやかなエピソードで、そこに波乱万丈なドラマがあるわけじゃないんだけど、ものごとの受け止め方とか、気持ちの持ち方とかが弱りかけてた今の自分にまっすぐに響いてきて、涙涙でした。
    落ち着いたらもう一回読んでみたいな~(*´艸`)

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著者プロフィール

ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科教授
児童文学作家・児童文学者
保育園・幼稚園・図書館・児童養護施設・老人保健施設・刑務所など様々な場所で絵本の読みあいを続ける。
『チャーシューの月』(小峰書店)で,日本児童文学者協会賞。
「長期入院児のための絵本の読みあい」(西隆太朗と共同研究)で,日本絵本研究賞。
『あららのはたけ』(偕成社)で, 坪田譲治文学賞。『こくん』(童心社)でJBBY賞。
主な著書に、『感じあう 伝えあう ワークで学ぶ児童文化』『「こどもの本」の創作講座』(以上、金子書房)、『保育をゆたかに絵本でコミュニケーション』(かもがわ出版)、『幼児理解と保育援助』共著(建帛社)など。

「2024年 『立ちあう保育 だから「こぐま」にいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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