落語絵本 十二 ときそば

著者 :
  • クレヨンハウス
3.96
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本棚登録 : 507
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861010927

作品紹介・あらすじ

屋台のそば屋に立ち寄った男、しきりにほめながら、そばをすすり……。
さて、お勘定となると、そば1杯は十六文と決まっているのに、小銭しかないからと、1枚ずつ出しながら
「いま、なん時だい?」
おなじみのときそば。
真っ暗闇に照らしだされたのは、行灯と提灯をともした屋台のそば屋。
寒気のなかに、そばの丼からたちのぼる湯気もリアルです。
「そばをあつーくして、一杯たのむ!」
と声を掛けたくなります。

感想・レビュー・書評

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  • 落語絵本
    昔は時間のことを時って言いまして、お寺の鐘の数で時間を知りました
    さて、蕎麦屋で食べ終わった男が16文を払うときに、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、八つとそこまで数えたとき
    今何時だい?と尋ねました
    九つですと蕎麦屋
    十、十一、十二,,,
    おや?なんだかおかしい?

    それをみていた男
    自分もやってみようと、次の日蕎麦屋を探します

    読み聞かせ時間は10分弱です

  • 江戸時代には、お寺の鐘の音で「時」を知らせておりました。真夜中の12時が、鐘九つ。2時間おきに、2時が八つ。4時が七つ。朝6時が六つと減っていきます。お昼の12時で、また九つになり、夜の10時は四つになります。屋台そばの「あたり矢」に真夜中前のお客が、一杯十六文のそば代の勘定をする段で、八文まで数えて「いまなん時だい?」 「へぇ、九つで」「十、十一、十二・・十六とっ! じや、おやすみ!」 このやり取りを見ていた男が、次の日の夜屋台そばの「やや屋」に繰りだしますが・・・。定番中の定番<とき蕎麦>の一席です。

  • 3歳8ヶ月息子

    面白いけどまだ早かった…
    あと、母が面白く読めない…リズムが悪いのかな?

  • 落語絵本。おもしろかった。他のも読んでみたいな。

  • 図書館より。

    8分52秒。高学年向けの読み聞かせ用に。
    時間はいいんだが、やっぱり読み聞かせるとなると難しいね。息継ぎのタイミングや話の流れとか。
    練習あるのみか。

  • いやいや〜落語絵本はやはりさいこーですな。

    昔は時計がないもんですから、『時』を数字で数えていたそうな。その数え方も変わっておりまして、12時が9つ 2時が8つ 4時が7つ 6時が6つ
    と順々に少なくなるシステムだったそうな。10時に4つになったあとは0時になってまた9つにもどる。

    その数え方をうまく利用して、そばを食う輩もおったそうな。
    『ときそば』とはそういうことなんでんな〜

    いや〜うまい!!

  • 2y5m
    日本語のリズムがおもしろい本をたくさん読んであげたいと思ったが、ボリュームも内容もまだまだ早かった。

  • さいごのページでお金はらっていたけど、むこうにそばせいがいた。

  • 図書館本。家族でお気に入りの川端誠さんの落語絵本。長女選定本。最初のページで、やや、難しやーと思ったけど、ヲチはシンプル。そばを食べるシーンは調子良く読みやすいです。

  • 「江戸の昔は、時間のこおとを「時」といっておりまして、時計というものがありませんから、寺で鐘をうち、その音の数え町に時をしらせておりました。真夜中の十二時が、九つ。二時間おきに、二時が八つ、四時が七つ、朝六時が六つ、八時が五つとへっていき・・・」
    一ページ目に説明があってわかりやすい。
    そしてこの話をよく理解することが、ときそばを読む前に大事。

    数字をごまかすトリックは幼稚園でも流行っているので
    (ここに指が1本あります、2本3本4本あります
    5本6本7本あります 9本10本11本!あれ?指が11本ある~!!! という手遊び)、

    ときそばのトリックが分かった時は小学1年生でも嬉しそう。ただ、お金が「文」だったり時間の数え方がちがったりするのに慣れるのに時間がかかるので、
    この話は何度も語ってやるのが◎。
    コインを用意して一緒に数えてみるのもいいかもしれない。

    ・落語家さんがそばを食べるのを演じるところを見てみたい!落語を親子で見に行って、ときそば聞きたいな。

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著者プロフィール

1952年、新潟県上越市生まれ。1982年デビュー作『鳥の島』で第5回絵本にっぽん賞を受賞。主な作品に『森の木』『ぴかぴかぶつん』「お化け」シリーズ(いずれもBL出版)、「果物」シリーズ(文化出版局)など。1994年に発表した「落語絵本」シリーズ(クレヨンハウス)でも大きな反響を呼び、「落語絵本」の草分けとして人気を博している。その他の落語絵本に『井戸の茶わん』(ロクリン社)、『てんしき』『ごんべえだぬき』(いずれもKADOKAWA)がある。また近著の創作絵本に『ピージョのごちそう祭り』(偕成社)がある。

「2024年 『ねこのさら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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