うまれかわったヘラジカさん (人生を希望に変えるニコラスの絵本)

  • クレヨンハウス
3.91
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本棚登録 : 202
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861012051

作品紹介・あらすじ

森に、ちょっとふしぎなヘラジカさんがいました。友だちが水たまりで、飛びはねてあそんでいても、ヘラジカさんはあそびません。ぬれるのがきらいだったから。いっつも、こんな調子です。「ぼくってほんとにこのままでいいのかな?」ヘラジカさんは、思いきってヨットで旅に出ることに…。大自然に育まれたどうぶつたちが、生きることのすばらしさをユーモラスに伝えてくれるシリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • 〝森にちょっと不思議な「ヘラジカさん」がいました。 ヘラジカさんは、友だちが遊んでいても、何だかんだと理由をつけて、遊ぼうとしませんでした。からだが濡れるのが嫌いだったから...でも、「ぼく、このままでいいのかな?」と悩みはじめ、思い切ってヨットで旅に出ることに。 やがて、嵐にあって遭難したヘラジカさんは、無人島へ流れ着いてしまい...〟ひとりで生きてくことの困難さ、協調と融和の大切さを、ユーモアを交えながら諭してくれる、カナダの絵本作家ニコラス・オールランドの絵本です。

  • やらないで何も得ないより
    やって失敗した方が楽しいかも
    と思えた

  • 2022.11.16 3-3

  • 何にもしようとしなかったヘラジカさん。困難に立ち向かうと急に変わりだした。
    〇未就学児~

  • 森に、ちょっとふしぎなヘラジカさんがいました。友だちが水たまりで、飛びはねてあそんでいても、ヘラジカさんはあそびません。ぬれるのがきらいだったから。いっつも、こんな調子です。「ぼくってほんとにこのままでいいのかな?」ヘラジカさんは、思いきってヨットで旅に出ることに…。大自然に育まれたどうぶつたちが、生きることのすばらしさをユーモラスに伝えてくれるシリーズ。

  • 何でもやってみよう

  • 「ぼくって ほんとに このままで いいのかなあ」…ヘラジカさんのように、ふと自分自身にそんな疑問を持つ時ってあると思う。
    でもどうしていいのかわからない。そんな時のヒント「なんにも わからないなら なんでも やってみよう」をヘラジカさんが与えてくれる。
    “今までの自分を変えてみる”というテーマは前向きでいいが、最初の〈濡れるのが嫌い〉や〈寒いのが嫌い〉というお友達と遊ばない理由はそれはそれで有りだと思うんだけどなぁ。6歳の息子も彼なりの理由でお友達の輪に入っていかないことがあるので、余計そう感じてしまった。

  • 森に住んでいるのに、濡れるのも寒いのも嫌いなヘラジカさんは外で遊べない。そんな自分に疑問を持ったヘラジカさんは、考えても調べてもわからないなら、何でもやってみようと決心する。ヨットに乗ったり、無人島でカメと生活したり、大きな船に乗ったりする。森に帰ったヘラジカさんはクマやビーバーに崖から飛び込みあそびを提案する。(30ページ)
    ※今置かれた自分の環境の中で、一歩踏み出す勇気を持つことで世界は変わると教えてくれる。友達のカメとの親交もいい。絵も好き。

  • 2016年1月読了。。。1回目

  • 友達が楽しく遊んでいることでも、何か理由をつけて、あれがいや、これがいやと、楽しむことができないヘラジカさん。

    ある日、ヘラジカさんは、楽しそうに遊ぶ友達を見ながら、このままでいいのだろうかと自問します。

    そんなヘラジカさんは、決心をします。

    乗り込んだヨットは嵐にあい、無人島にたどり着きますが、そこで友達になったカメさんと過ごすなかで、いろんな経験をします。

    友達のもとに帰ってきたヘラジカさんは、これまでのヘラジカさんとは違いました。

    最近のこどもは、親の意識のせいか、あれは危ない、これも危ない、汚れる、けがをする、黄砂だ、pm2.5だ、光化学スモッグだと自然の中で遊ぶことをためらってしまう。

    しかしこどもは、もっと自然の中で遊び、冒険をして、いろんな経験をしていくもの。
    なにかあったらどうするんだという安全管理より、ぎりぎりこっち側だからこそ学べる大切なことを、楽しみながら経験をさせてあげたくなるとともに、自分でももっと楽しむことを優先しようと考え直させてくれる一冊でした。

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