ちがうねん

  • クレヨンハウス
4.03
  • (119)
  • (120)
  • (85)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 1466
感想 : 150
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861012334

作品紹介・あらすじ

暗く静かな海の中。ちいさな魚が、大きな魚が眠っている隙に、帽子を盗みます。
「ぼくに ぴったりやん このぼうし」。
悪いことと知りつつ、自分のほうが似合うから、と言い訳をして、逃げていくちいさな魚。すぐそばまで大きな魚が追ってきていることにも気づかずに……。
スリリングな展開と大阪弁の訳が絶妙にマッチ!

舞台は、しんと静まる海の中。「ぼうし」をめぐるミステリー!?
ちいさなさかなは? ぼうしは? ページをめくるたびに、どきどきが止まりません!
ジョン・クラッセンの描く海の生きものたちの目線にも注目です!
原書「THIS IS NOT MY HAT」は、2013年コルデコット賞、2014年ケイト・グリーナウェイ賞を史上初となるW受賞を達成!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館にて♪
    この表紙に、このタイトル、手がのびないなんてありえません(笑)

    何故かって?
    それは、元々関西人ですからσ(・ω・`)

    でも、ガチで私の地元の言葉だと「ちゃうねん」ですね。

    ちゃうなぁ...
    ガチだと、「ちゃうねん、ちゃうちゃう」
    (笑)

    <あらすじ>
    ちいさな魚が主人公の物語です。この魚は、自分にぴったりの帽子をかぶって海の中を泳いでいますが、その帽子は実は他の魚のものです。物語は、ちいさな魚が帽子をかぶっていることを隠しながら、海の中を進んでいく様子を描いています。

    この絵本は、シンプルなストーリーとユーモラスなイラストで、読者に笑いと驚きを提供します。特に、ちいさな魚の心の中で繰り広げられる葛藤や、最後に訪れる意外な結末が魅力的です。



    本の概要
    大きなさかなが寝てるすきに、ぼうしをぬすんだ小さなさかな。大きなさかなは気づきっこないと、海の中を逃げていきますが……。絵本作家・長谷川義史さんの軽妙な大阪弁訳でお届けする、ちょっとドキッとするお話です。

    出版社からのコメント

    前作で、帽子を盗まれたクマのお話を描いた作者による、今度は盗む側のお話です。小さな魚は、盗みは悪いとわかっています。でも大きな魚には小さすぎるこの帽子は、自分のほうが似合っていると自分に言い聞かせて、逃げ続けます。映画「ジョーズ」のテーマソングが聞こえてきそうなスリル満点のお話を、長谷川義史さんがゆらゆら〜と訳してくださいました。絵とぴったりマッチしていて、ページをめくるたびに驚きが増し、笑いがこみ上げる、さすが大人気絵本作家! と納得の訳になっています。

    著者について

    カナダのオンタリオ州ナイアガラフォール生まれで、現在はアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスに住む。長編アニメ映画、ミュージックビデオ、社説記事のイラストレーターとして活動。Caroline Stutson作『Cats'Night Out』のイラストで栄えあるカナダ総督文学賞を受賞。はじめて文と絵を手がけた絵本『どこいったん(I WANT MY HAT BACK)』(クレヨンハウス)は、2011年ニューヨークタイムズベストセラー、ドクター・スース賞オナー賞などを受賞。

    • おともはラテ*さん
      ヒボさん、こんばんは。
      私もちゃうねん、ちゃうちゃう派です✦。
      (兵庫生まれ、兵庫育ち)
      ヒボさん、こんばんは。
      私もちゃうねん、ちゃうちゃう派です✦。
      (兵庫生まれ、兵庫育ち)
      2024/06/30
    • ヒボさん
      ラテさん、おはようございます♪

      今ではなんちゃってハマっ子を名乗ってますが、もちろん同県民ですσ(・ω・`)

      ちゃねん、ちゃうちゃう(ヾ...
      ラテさん、おはようございます♪

      今ではなんちゃってハマっ子を名乗ってますが、もちろん同県民ですσ(・ω・`)

      ちゃねん、ちゃうちゃう(ヾ(´・ω・`)
      響きが懐かしぃ~♪
      2024/07/03
  • 大きな魚のぼうしをとって逃げた小さな魚。逃げ切れなかったね。グラフィックな絵。

  • 関西弁で悪いこと言い続けるなーと思ったら…
    今作はしっかり因果応報?自業自得??
    この方の作品はいつもラストまで読むと
    あわわってなる

  • 出だしからどきどきする感じ。悪い予感しかしない…。
    この作家さんは本当に目で語らせるのがうまい。

  • 「このぼうし ぼくのと ちがうねん。
    とってきてん。」

    帽子をかぶった小さいお魚がとってもキュート。
    海の底の、お魚とカニと海藻の絵が暗いんだけどキラキラ
    しててすごく綺麗。
    大阪弁の翻訳も可愛らしい。

    けど、だからこそ、シュールというよりは非常に深く、色んな意味でゾッとするほど怖い。

    借りられていてなかった「どこいったん」も次回は読んでみたいと思う。

  • 〝「おっきな魚から とってきてん。寝てる間に」・・・盗みは悪いことと分かっている小さな魚。でも、大きな魚には小さすぎる帽子は、自分のほうが似合っていると言い聞かせて、大きな魚は気づきっこないと、海の中を逃げます・・・「ほらな うまいこと いったわ。だあれにも みつかれへんねん」・・・〟ジョン・クラッセンの作品を、長谷川義史さんの大阪弁訳で語られる『どこいったん』に続く意表をついたお話し絵本。

  • なかなか、こわいかも^ ^です。

    シュールでいい^ ^

  • 『どこいったん』と似た内容なのだけど、こちらは盗んだ方が言い訳しながら逃げるお話。
    小さい子がやりそうなごまかしかた。
    身に覚えのある子はドキッとするかも?!

  • どんなユニークな話が飛び出すかと思いきや、シュールというかなんというか・・・ビックリ。
    でも、世の中ってこういうものなのかも。とってはいけないんです。そして、ある意味、とってしまった後でも生き延びるためにはどうすべきか!?
    子どもに読ませるには・・・というコメントも読んだけど、昔話のようにこういう話も子どもと共有すべきと思う。しかも、結末を想像で思い思いに作り出せばいいんだから。

    • minikokoさん
      >しかも、結末を想像で思い思いに作り出せばいいんだから。

      とのこと、すんごい前向きで良い意見ね!
      そうだよねー、結末は自分でつくる...
      >しかも、結末を想像で思い思いに作り出せばいいんだから。

      とのこと、すんごい前向きで良い意見ね!
      そうだよねー、結末は自分でつくる。未来も創造しつつ、歩いて行くのだ、子供達よ。って、感じですかね?

      君の前に道は無く、君の後に道は出来る。って、言ったのって、誰だったっけ?いや、あれ?僕の前に道は無く、だったっけ?
      2015/03/24
    • くろねこ・ぷぅさん
      佐野元春も言うように彼の作った曲の数々は彼の物であるが彼の物ではなくなって、それは聞く人一人一人の物になっていくと言っていました。良い作品と...
      佐野元春も言うように彼の作った曲の数々は彼の物であるが彼の物ではなくなって、それは聞く人一人一人の物になっていくと言っていました。良い作品とはそのようなものであると思います。
      大人が子どもに本を読ませて自分の固定観念を植え付けるのも反則です。
      2015/03/31
  • さいごは、、、

全150件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

カナダ・オンタリオ州ナイアガラフォール生まれ。米国・ロサンゼルス在住。『どこいったん(I WANT MY HAT BACK)』は、2011年ニューヨーク・タイムズベストセラー、ドクター・スース賞オナー賞などを受賞。第二作『ちがうねん(THIS IS NOT MY HAT)』は2013年コールデコット賞(米国)、2014年ケイト・グリーナウェイ賞(英国)をダブル受賞し、絵本史上初の快挙を成し遂げた。『みつけてん(WE FOUND A HAT)』は、米国の書評誌「パブリッシャーズ・ウィークリー」で2016年の「ベスト・チルドレンズ・ブックス」に選ばれている。
以上の3冊からなる「ぼうし」シリーズが代表作。ほかに、児童書作家マック・バーネットの文に絵をつけた作品に「かたち」シリーズなどがある。

「2021年 『そらから おちてきてん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョン・クラッセンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×