シカクさん

  • クレヨンハウス
3.83
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本棚登録 : 432
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (45ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861013539

作品紹介・あらすじ

あなたに似たタイプは?

登場人物は、それぞれ個性際立つ
サンカクとシカクとマンマルの「かたち」。
ちょっぴり怖くて、おもしろい、でもそれだけじゃない
このシリーズの深さについて、
想像したり、誰かと話をしてみたくなります。
文、絵、訳の国境をこえた3人の作家もまた、個性豊かな、いいトリオ!

シカクさんはマンマルさんに「天才彫刻家!」とほめられたから、さあ、たいへん。
マンマルさんが欲しいものは、ぶじカタチになるのでしょうか?

★ちょっぴりこわくて、おもしろい、「△□○」シリーズ、好評発売中!
「サンカクさん」「シカクさん」「マンマルさん」

感想・レビュー・書評

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  • こんどは「シカクさん」が主人公。
    シカクさんは日々せっせと自分とそっくりな四角い岩を、山のてっぺんまで押し上げる。

    そこへやってきたマンマルさん。しきりに感心している。
    シカクさんを天才彫刻家だといってほめる。
    というのも、山のてっぺんにシカクさんそっくりの岩がいくつも置いてあるからだ。

    マンマルさんは、自分の彫刻もぜひ作ってほしいとせがむ。
    しかし、彫刻なんてしたことのないシカクさんは困惑しつつも、マンマルさんの期待に応えようとする。
    さて、その結果どうなったか。

    この話も良い話だった。友情や好意があれば、品定めするまでもなく、何だってよく見えるのだ。

  • 〝<シカクさん>は 毎日 ほら穴へ行ってな 四角い岩を 外へ運びよる。ほんでな 山のてっぺんまで 押し上げるんや 「あー おもた」 そこへ<マンマルさん>が ふわふわ やって来よった「シカクさん!あんた天才やわ! いややわあ 知らんかった。彫刻家やったん」…「あの― 彫刻家って なんですのん?」〟この絵本は<シカクさん>についての お話しです。 シカクさんの友だち(?)の<マンマルさん>のお話しでもあります。それにシカクさんが、マンマルさんみたいに、まん丸なものを創ろうする、お話しでもあります。でも、やっぱり、この絵本をしっかり見ないことには、丸くおさまりそうにありません!□〇◇●

  • 英語の「square」って確か「お堅い」とか「融通がきかない」とかの意味もありましたよね。しかくさんって、そういう傾向が強いキャラです。マンマルさんは、それと真逆、ポジティブで自由闊達な感じ。なかなか微笑ましいコンビじゃありませんか。

  •  石を積んでただけやのに、マンマルさんに彫刻家やと思われてもうた~!真ん丸のも作ってって……どないしょ?


     図書館本。
     △□○シリーズ第2弾。
     サンカクさんがいないと、かなり平和だということがわかった(笑)。
     この人(?)たち、腕もあったんか!よく見たら、最後のページで手ぇ振ってるやん……。

     本作は取り立てて幼児向けという感じはしない。小学2年生くらいまでいけそう。大人が読んでももちろん楽しいで~。

  • 息子はお絵かきや工作が好きなんですが、人一倍几帳面で目標が高く、なかなか納得行くものができずに良く落ち込んでいます。(普通に上手にできているんですけどね^^;)
    そんな息子なので、シカクさんがうまく丸く削れなくて落ち込んだり、納得いかない作品を褒めてもらってる微妙な心境を見て、あーわかるわかる、という感じで笑っていました。
    これを機に、目標達成以外の楽しみだったり、失敗したことでの発見なんかにも気づいてほしいなぁと思います。
    https://www.ehonlog.com/books/192

  • 4歳3ヶ月。図書館にて。

    ジョン・クラッセンx長谷川義史コンビ作
    の、大人もくすりな一冊。

    下手な関西弁で読み聞かせ。
    「ねてしもとるがな」に
    娘がツボってた。

    白と黒の世界でこんなに笑えちゃうのは
    やはり独特の世界観を作り出してる
    作家、アーティストの妙技。

  • 関西弁の訳が面白い。

  • <SQUARE>
      
    装丁/森枝雄司

  • 見方を変えると価値観も変わるのだ。見え方感じ方の角度を変えられる柔軟な感性は大事だなぁ。

    西の言葉が軽やかです。

  • 息子6歳11ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り)
    ちょうど良いボリューム◯
    その他

    どうしようもなくなって、ねちゃって起きるシカクさんがかわいい。

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著者プロフィール

アメリカ生まれの絵本作家。ポモナ・カレッジ卒業後、ジョン・クラッセンとのコンビで発表した『アナベルとふしぎなけいと』でボストン・グローブ・ホーンブック賞を受賞。同作と『サムとデイブ、あなをほる』でコールデコット賞オナーブックに二度選ばれている。ほかに『サンカクさん』『シカクさん』など。

「2019年 『めを とじて みえるのは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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