- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861102462
作品紹介・あらすじ
オーディンからのクリスマスプレゼント、蛇に姿を変えた灰かぶり娘、舟に閉じこめられた王子、美しく恐ろしい海の精…。北欧の人と神、魔女、動物が織りなす不思議な12の物語。
感想・レビュー・書評
-
「娘を売った両親どうなった!」とか「おかみさんどうなった!」とか「既にトロールとはいえ嫁さんと子どもまでいるのに、さらに奥さん欲しがったのか!」とか、ツッコミ所が楽しい。民話だから。中に収録されている、シンデレラの一種と思える「灰かぶり姫」は、結婚後に海のトロールに攫われるという続きがあって興味深かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んだおぼえのある話も知らなかった話も全部、可愛らしく、心がほんわかとしました。
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
なんだか新鮮でした。
どこかで聞いたことのある始まりだな、と思って読み進めても伝わるうちにスウェーデン式に変化したのか終わり方が違ったりします。
知らない内容のものも多く楽しかったです。ほかの国の民話も読んでみたくなりました。 -
北の国スウェーデンに伝わる民話の中から、
特におもしろいものを選び、まとめた1冊!
子供も大人も、楽しめること受け合いです!
OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=9000844248 -
帯にオーディンの名前が見えたので思わず購入してしまった一冊。
北欧神話の主神オーディンと、キリスト教の祭典クリスマスの話題が一篇にでくる『オーディンのクリスマスステーキ』。
作中のオーディンの描かれ方は、神々の王というよりも、嵐の王のそれに近かった。軍勢を引き連れ、嵐を巻き起こす姿は、初期のオーディンの姿だったかと思うのだが……。
あとがきによると、この話は十九世紀頃のものだという。
古代の北欧の神々はキリスト教によって衰退したかと思うのだが、二つの宗教が一篇に出ているのも、なかなか興味深いものである。
本全体としての感想は、挿絵は独特で可愛く、文字が大きく、また(深読みしなければ)性的雰囲気はあまり感じられない話がほとんどなので。
小学校中学年の子が一人で読むのには適しているのかもしれない。 -
大人向け。私たちがよくきくような昔話や民話とは、やっぱりちょっと違うなぁ。シンデレラに似ているけどちょっと違う話もあったり。そして展開がちょっと複雑なものもいくつか。