スウェーデン民話名作集 1

著者 :
  • 春風社
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本棚登録 : 22
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861102462

作品紹介・あらすじ

オーディンからのクリスマスプレゼント、蛇に姿を変えた灰かぶり娘、舟に閉じこめられた王子、美しく恐ろしい海の精…。北欧の人と神、魔女、動物が織りなす不思議な12の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 「娘を売った両親どうなった!」とか「おかみさんどうなった!」とか「既にトロールとはいえ嫁さんと子どもまでいるのに、さらに奥さん欲しがったのか!」とか、ツッコミ所が楽しい。民話だから。中に収録されている、シンデレラの一種と思える「灰かぶり姫」は、結婚後に海のトロールに攫われるという続きがあって興味深かった。

  • 読んだおぼえのある話も知らなかった話も全部、可愛らしく、心がほんわかとしました。

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • なんだか新鮮でした。
    どこかで聞いたことのある始まりだな、と思って読み進めても伝わるうちにスウェーデン式に変化したのか終わり方が違ったりします。
    知らない内容のものも多く楽しかったです。ほかの国の民話も読んでみたくなりました。

  • 北の国スウェーデンに伝わる民話の中から、
    特におもしろいものを選び、まとめた1冊!
    子供も大人も、楽しめること受け合いです!

    OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=9000844248

  • 帯にオーディンの名前が見えたので思わず購入してしまった一冊。
    北欧神話の主神オーディンと、キリスト教の祭典クリスマスの話題が一篇にでくる『オーディンのクリスマスステーキ』。
    作中のオーディンの描かれ方は、神々の王というよりも、嵐の王のそれに近かった。軍勢を引き連れ、嵐を巻き起こす姿は、初期のオーディンの姿だったかと思うのだが……。
    あとがきによると、この話は十九世紀頃のものだという。
    古代の北欧の神々はキリスト教によって衰退したかと思うのだが、二つの宗教が一篇に出ているのも、なかなか興味深いものである。

    本全体としての感想は、挿絵は独特で可愛く、文字が大きく、また(深読みしなければ)性的雰囲気はあまり感じられない話がほとんどなので。
    小学校中学年の子が一人で読むのには適しているのかもしれない。

  • 大人向け。私たちがよくきくような昔話や民話とは、やっぱりちょっと違うなぁ。シンデレラに似ているけどちょっと違う話もあったり。そして展開がちょっと複雑なものもいくつか。

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著者プロフィール

駒沢大学北海道教養部勤務


「1991年 『北欧語入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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