国民のための日本建国史 すっきり分かる日本の国のはじまりと成り立ち

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  • サンクチュアリ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861135965

感想・レビュー・書評

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  • 日本の建国史というタイトルですが、神話とされている古代天皇の時代について科学的・論理的に分析しています。

    5章で詳細に解析されている、初代神武天皇から33代推古天皇までの、推定在位年数が示されています。それまでは崩御年齢が100歳を超えることから神話であるとされていましたが、当時の年の数え方(春秋年で表現するので現在の2倍となる)を考慮すると、辻褄が合うと解説されているのが特徴的でした。そうすると、初代神武天皇の即位年は、西暦換算で、紀元前70年となるようです(p124)

    古代歴史を紐解くうえで、重要と私が思っている、当時の地形は今と異なることを明確にしたうえで、歴史上の出来事を解説している点も興味深かったです。同じ日本ですが、1500~2000年前の時代には地形や気候は今とかなり異なったことを、改めて認識させてくれた本でした。

    以下は気になったポイントです。

    ・遺伝子のパターンを見ると、日本人とそれ以外の韓国人、北方シナ人、モンゴル人とは全く異なっている。これから、日本人と彼らは別人種、別民族とみるべき(p30)

    ・地球上にいる人々の祖先は、およそ14万年前、Y染色体からは9万年前後と推定されるが、アフリカを南北に縦断する大地溝帯あたりで誕生し、約十万年前にパレスチナの地に至り、そして各地へ広がった(p38)

    ・Y染色体分析から考えると、日本へは樺太経由でやってきたものもいる。アフリカを旅立った人々は、あらゆる方面から日本へやってきた(p40)

    ・世界最古の土器文明は、約8-9千年前であり、日本では遥かに早くから土器文化が広まっていた、日本では無数とも言える、旧石器遺跡や縄文遺跡があり、旧石器→縄文→弥生→古墳時代へと途切れることなく今日に至っている(p42)

    ・沖縄の人々の先祖は、九州からやってきた。彼らのDNAの多くが本土と一致して、琉球語は日本語と同系統の言語であることが裏付けられる。朝鮮半島は、前1万年から前5千年までは遺跡が発見されず、人々が絶滅したと考えられる(p44)

    ・第14代、仲哀天皇を除き、第17代覆中天皇以降に、在位年数の短い天皇が出現するようになった原因の一つとして、神武天皇以来の原則であった末子相続が崩れたことを関係する(p113)

    ・神武天皇の即位年、皇紀前660年を実年換算すると、前70年となり、河内潟の時代となり、古理地図との整合性も保たれる(p126)

    ・秀吉が宣教師を追放したのは、その数、数十万とも言われる若い女性や男性を買い集めて、奴隷・淫売として世界各地へ売りさばいていたから。1582年、ローマに派遣された少年使節団は彼らを見ている。その手助けをしたのが、キリスト教徒とキリシタン大名であった(p186)

    ・鶏の近親交配を研究した山階氏によれば、五代までは異常な個体が生まれたり、弱かったりして素質が弱くなる一方だが、それらを除いて、優秀な個体をかけ合わせていくと、十数代後にはかえって初代よりも優秀な個体が生まれる。それを知っていたのがイギリス人で、純血種の交配を続けて、サラブレッドや優秀な猟犬をつくりだした(p254)

    ・約7年に及ぶ占領時代において、あらゆる分野で「検閲」が行われ、違反者には「沖縄での重労働3年」なる刑罰が待っていた(p270)

    ・政界、官界、学界、実業界、言論界など、20万人を超える人々を「戦争協力者」として追放した(p271)

    2015年11月8日作成

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