- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861138508
作品紹介・あらすじ
僕は現在、講演家としてさまざまな企業・団体の方々を相手に、組織構築・人材育成・セールス獲得についての講演・研修を年間約 330 回実施させてもらっています。
日本中を飛び回り、その地で働く人たちと出会うことで逆に刺激をもらう日々なのですが、そんな僕に一番の学びをくれる『師匠』がいるのです。
この人は本当にすごい人で、自己肯定力の達人として毎日を生きています。
師匠の本名は、鴨頭陽人。
そうです、僕の息子ですっ♪
師匠 ハルヒトがまだ保育園に通っていたころ、こんなことがありました。
師匠が通う保育園には、高さがばらばらの椅子がいくつか置いてあります。
高い椅子もあれば低い椅子もある。
男の子って面白いですよね。たくさんの椅子を見ると、
「この椅子は俺の椅子だ! 」
って、高い椅子を取り合ってケンカを始めるんです。
でも、大人もやってますよね。
ビジネスマンは会社の中で高いポストを奪い合い、政治家は票の取り合いをしています。男性ってきっと、戦うために生まれてきたんでしょう。
師匠が通う保育園も例外ではありません。
でもそんな中、師匠は戦わないそうです。
みんなが高い椅子を奪い合っているのを黙って見ていて、最後に残った一番低い椅子に、ちょこんと座るそうです。
僕は師匠に尋ねました。
「みんな高い椅子に座りたがってケンカまでするのに、なんでいつも一番低い椅子に座ってるの?悔しくないの」
そしたら師匠はこう言いました。
「あのね、父ちゃん。どの椅子に座ったって、僕の価値は変わらないから。」
僕はこの言葉を絶対に忘れないようにしようって思いました。
僕には「高い椅子に座りたい! 」という競い心があるからです。
周りの人に「すごいね! 」って言われたい。
周りの人よりも、自分の方が優れていることを示したい。
ずっとその競い心を取り去ることができないでいるんです。
でもこれって、僕だけなんでしょうか。
人より収入が多くないと、人よりも友達の数が多くないと、なかなか自分のことを認めらない人が多いのではないでしょうか。
でも、師匠は教えてくれました。
「あのね、父ちゃん。どの椅子に座ったって、僕の価値は変わらないから。」
たとえどんな椅子に座ろうと、
たとえどんな家に住もうと、
たとえ友達の数が何人であろうと、
そんなことで私の価値は変わらない。
本書では、師匠?ハルヒトが僕にくれた15の珠玉のプレゼントを紹介します。
あなたの考え方や人との接し方、生き方までも変える、人生を豊かにするヒントが、彼の言葉の中にたくさん詰まっているはずです。
発行:かも出版
感想・レビュー・書評
-
子どもから学ぶこと、参考になりました。著者は息子から学んだということにしてますが、著者が既に意識して行動していることが、子どもに伝染しているのだと思う。親としての振る舞いを見なおす機会になりました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんな小学生がいったいどこにいるのか!?と疑いたくなるような完璧な受け答えに、少し疑心暗鬼が生じずにはいられないというのが正直なとことかもしれない。
なにはともあれ、著者の愛息子から学ぶことはたくさんあることは確かである。
ポジティブであれネガティブであれ、変化というのを客観的に受け止め、変化を楽しみ恐れない。。自分の価値は不随しているアクセサリーで決まらないことは自分が一番知っているのだから、自分のことを鼓舞できるのは自分しかいない。今、自分に来た役割をとにかく一生懸命にやること、そして"もしかしたらできないかも…"や"これは意味のあることなのか"ということを考えないこと。哲学的で好きでした。 -
めっちゃ衝撃が走った。
この本では鴨頭さんが息子さん(陽人くん)から学んだことが書いてあるんだけど、息子さん当時まだ小学生なのに考えが大人すぎる。常にもう一歩奥まで深く考えてて、物事の本質を捉えてる。いつか彼が大人になったらどんな考えを持つんだろう。
この本のテーマは、自己肯定感の身に付け方というよりも「自己成長」だと思う。向上心高めの人におすすめしたい。
陽人くんの物事の本質を見抜く力は、陽人くんの自己肯定力がゆえである、っていうのが本の冒頭に書いてあるんだけど、今一通り読み終わって、本当にそうだな、と思う。だからこのタイトルにしたのね、と納得。
私この本図書館で借りたけど、私が最高の人生を送るために必要な情報がたくさん載ってると思うから買う。 -
はるひと君が凄すぎて感動する本
-
ちょー直ぐ読める
そして、理解しやすい
肯定力が少し理解できた気がする
自分に来た役割をとにかく一生懸命やる‼️! -
すごく良かったから。2.3も読みたいです。
-
-
小学生から学ぶ最高の自己啓発本でした。
そしてなぜか
諦めたらそこで試合終了だよ?
の言葉が頭に浮かびます。
ひたすら恐れず挑戦。今から再度意識していきたいと思います。 -
感動した!
小学生男子の言葉、行動に感涙。
人生で大切なことを小学生に教わる。
ふだん読書しない人向けなのか、大きな文字でとにかく読みやすく書かれている。読書家にとってはサクッとすぐに読み終わってしまうのが、少し物足りないかも。